【特集】CoCoLo新潟グランドオープンに向けた飲食フロア店舗の舞台裏【新潟】

CoCoLo新潟オープンまでの舞台裏

JR新潟駅ビルの商業施設「CoCoLo新潟」は、4月25日グランドオープンを迎えます。注目は、新潟を代表する「食」を提供する飲食エリアです。オープンを控えて、準備に余念がないお店の舞台裏を取材しました。

3月27日、一部エリアが先陣を切ってオープンした「CoCoLo新潟」。早くも、大変な賑わいです!担当者も、手ごたえを感じています。
■阿部健明さん
「明らかに日常生活の動線が変わっている。(駅の)南北の通り抜けもできて、いままでCoCoLoを利用していただけなかった日々の導線の客とか周辺にお住まいのお客様とかが増えてきたのかなと思います。」

そして4月25日、飲食店など63店舗がオープン。150のお店が軒を連ねる、ひとつの〝街〟が駅の中に誕生します。
■阿部健明さん
「私たちがいま一番新しい商業施設、注目度もいただいているので人を集める、たくさんの人にお越しいただく場所、(県内の)出発点になれば最高かなと思います。」

注目のエリアが「新潟バル★麺横丁」。お土産や雑貨の店が並ぶ2階「イーストサイド」に誕生する飲食店街です。
開店への準備を着々と進めているのは「地魚と新潟和牛の店 壱勢(いっせい)」。「壱勢」は新潟駅前の人気居酒屋。初めて、駅ナカに出店します。
■壱勢CoCoLo新潟店 小林宏彰店長
「新潟のもの、海鮮ものにこだわっている。」

県外からの客にターゲットを絞り、新潟の食材にこだわった46品の新メニューを開発しました。中でも店長の自信作は、レシピ作りに半年かけたという“かき揚げ“を使ったメニューです。
■壱勢CoCoLo新潟店 小林宏彰店長
「(かき揚げが)ばらけるし、ものを使ってやるのと、あとは中身の素材を決めるのに試行錯誤しました。」

エビと野菜たっぷりのかき揚げに、温泉卵の天ぷらを乗せた「壱勢流かき揚げ丼」です!この日、従業員たちも初めて試食。その評価は…
■壱勢CoCoLo新潟店 アルバイト従業員
「卵と味があってるね、かき揚げと。」
■壱勢CoCoLo新潟店 小林宏彰店長
「これに鯛だしをかけて!」
■壱勢CoCoLo新潟店 アルバイト従業員
「鯛のうまみがあって、おいしい!しおっけがある?(頷く)」

一方、課題の指摘も・・
「かき揚げ丼もうちょっと大きい方がいいな!」
「もうちょっと卵のとろとろ感があるといいかな。もうちょっと気をつけて頑張ります。」

そして、4月23日。キッチンでは店長が、かき揚げの仕上げに取り組んでいました。従業員の声も活かしたといいます。
■壱勢CoCoLo新潟店 小林宏彰店長
「かき揚げの具材と温玉の揚げるタイミングを改善しました。いまのところはこれでいけるかなと、あとはお客さんの反応を見て。」

CoCoLo新潟の店は、駅前の店舗の7分の1ほどの広さ。おいしいものを、気軽に味わえる店を目指します。
■壱勢CoCoLo新潟店 小林宏彰店長
「いままでの店と比べてコンパクトな小さな店なので、少しでも早くお客様に届けられるっていうところで意識した商品づくりをしている。」

一方、CoCoLo新潟の西側エリアでも、開店を控えたお店が商品の試作に取り組んでいました。
「新潟おにぎり笑ん結(えんむす)」。新潟自慢のコメを使った、おにぎり店です。

■笑ん結 早川典孝社長と部下の会話
「この具の出し方!難しいんですよね、なるべくもうちょっと出したいね、ほんとはね、はいもうちょっと出したい。」

経営する早川典孝さんは長年、コメ作りの技術指導に携わってきました。農業のプロが、おにぎりに挑戦。そこには、あるきっかけがありました。
■笑ん結 早川典孝社長
「採算性、農機具が高かったりして致し方なく、辞めたくないけど採算が合わないから、農業をやめて行く方が多い。」

コメ作りを取り巻く厳しい環境を目の当たりにして、消費者に近いところで、農業やコメの魅力を広めたいと考えたのです。
■笑ん結 早川典孝社長
「生産者の思い、願い、魅力を笑ん結というおにぎり屋を通して発信して、結果的に農業がより発展して、ひいては消費者の中から私も農業をやってみたいなという方が生まれるとありがたい。」

笑ん結(えんむす)では、「新之助」を使った21種類のおにぎりを販売。具材は奇をてらわず、懐かしい味わいのものを揃えました。おすすめは鮭とイクラをふんだんに使った「岩ノリの鮭いくら」です。

■笑ん結 早川典孝社長
「(いくらの)しょっぱさと磯の香りと具の絡みが非常に美味しい!ぜひ食べていただきたい。」

4月23日のプレオープンでも、関係者に大好評でした。
■招待客
「岩ノリが美味しかった!風味がいつも食べているノリより強い感じがしましたよね。」
■笑ん結 早川典孝社長
「食べていただいたお客様からは『美味しい、美味しい』といったお声をお聞きしたので、そういった部分では商品力の自信はもてたけど、もうちょっとわかりやすく、笑ん結の思いの伝え方を工夫したいと思いました。」

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