韓国首位打者に複雑「なんで手放した?」 貢献度12球団トップも…西武から自由契約

元西武のデビッド・マキノン【写真:矢口亨】

サムスンのマキノンが打率.378、3本塁打、出塁率.463、OPS.987の大活躍

KBO(韓国プロ野球)サムスンのデビッド・マキノン内野手は23日、打率.378でリーグトップに立った。ここまで21試合に出場して82打数31安打、3本塁打、13打点、出塁率.463、OPS.987。昨年12月に西武から自由契約となり、今季からは“韓国のライオンズ”に活躍の場を求めた29歳が好成績を残している。

23日に敵地で行われたLG戦に「4番・一塁」でスタメン出場。4打数3安打の活躍で、7-3での勝利に貢献した。打率だけではなく、出塁率でもリーグトップ。2011〜15年にかけてKBO史上初となるレギュラーシーズン5連覇を達成した名門球団の中軸を支えている。

2022年に大谷翔平投手が所属していたエンゼルスでメジャーデビュー。アスレチックスとの2球団で計22試合に出場した。昨季は西武で127試合に出場して打率.259、15本塁打、50打点、OPS.728。プロ野球の分析を行う株式会社DELTAのデータによると、WARはサンタナ(ヤクルト)と並んで助っ人野手最高の「2.1」をマークしたが、1年で退団となってしまった。

異国での活躍にSNS上のファンも反応。西武が7勝13敗の借金6で最下位に沈んでいることもあり、「なんで手放した?」「戻ってきてくれ! 今日本のライオンズは大変な事になってます!」「今の西武に欲しいよな」「だから残せって言ったやん」「至急マキノンに帰還要請せよ」との声があがっている。(Full-Count編集部 データ提供:DELTA)

データ提供:DELTA
2011年設立。セイバーメトリクスを用いた分析を得意とするアナリストによる組織。書籍『プロ野球を統計学と客観分析で考える デルタ・ベースボール・リポート1~3』(水曜社刊)、電子書籍『セイバーメトリクス・マガジン1・2』(DELTA刊)、メールマガジン『1.02 Weekly Report』などを通じ野球界への提言を行っている。集計・算出した守備指標UZRや総合評価指標WARなどのスタッツ、アナリストによる分析記事を公開する『1.02 Essence of Baseball』も運営する。

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