立民・川内博史氏が衆院九州比例で繰り上げ当選 長崎3区補選に立候補、自動失職した山田勝彦氏の欠員補充

衆院比例代表九州ブロックでの繰り上げ当選が決まった川内博史氏

 衆院比例代表九州ブロックの選挙会は24日、衆院長崎3区補欠選挙に立候補した立憲民主党の山田勝彦氏の自動失職に伴う欠員補充のため、2021年衆院選の立民比例名簿に基づき、元衆院議員川内博史氏(62)の繰り上げ当選を決めた。25日に官報で告示され、当選証書が渡される。

 川内氏は前回衆院選で鹿児島1区から7期目を目指したものの、自民現職の宮路拓馬氏(44)に約1万2000票差で敗れ、比例復活もかなわなかった。比例名簿は23年に屋良朝博氏が繰り上げ当選したことから、川内氏が次点となっていた。

 長崎3区補選は自民党派閥の政治資金パーティー裏金事件を巡る谷川弥一氏=自民離党=の辞職に伴う。川内氏は「国内外で課題が山積する中で議席を預かる重みを心に刻み、県民、国民のために努力したい」と話した。

 川内 博史氏(かわうち・ひろし)62 立元(7) 党鹿児島県連選対委員長(党政調会長代行、衆院文部科学委員長、国土交通委員長)早稲田大卒、鹿児島市

川内博史氏の当選を決定した選挙会=24日、総務省

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