サマーナイト花火 8月24日開催 有料席は席間スペース確保、升席やカメラ席を新設

2023年8月、夜空に鮮やかに浮かび上がる2尺玉=鹿児島市桜島小池町の湯之平展望所

 かごしま錦江湾サマーナイト大花火大会の実行委員会(南日本新聞社、鹿児島市など)が24日、市役所であり、8月24日に開催することを決めた。有料観覧席の1席当たりのスペースを広げ、新たに4人が楽しめる升席やカメラ席をつくった。チケットは6月から、インターネットやコンビニで販売予定。

 市観光振興課によると、花火は午後7時半~8時40分、約1万5000発を打ち上げる。「能登半島地震復興祈念」や2尺玉2発同時打ち上げなどを計画している。22回大会にちなみ、フィナーレは2222連発の音楽花火で締めくくる。

 今回は有料席を細かく設定し、物販エリアの出店数を増やすなど観覧者の満足度を上げる取り組みも進める。北ふ頭エリアの有料席は3500円に千円値上げし、席数は3割減の3650席にして席間の余裕を確保する。

 ウオーターフロントパークは収容人数を1万8000人に半減させる。最前方のS席850人(椅子席3500円)、最大4人が利用できるA席50組(階段升席1万2000円)、4人利用で広場中央のB席1190組(升席8000円)、椅子が持ち込めるC席2350人(2000円)、指定なしのD席1万250人(1000円)に細分化した。ほかに最前方2カ所にカメラ席計45人(3500円)を設けた。

 実行委会長の下鶴隆央市長は「席の間隔を広げたり、スムーズに入場できるようにしたり工夫を重ねた。快適な環境で見られようにしたい」と話した。

サマーナイト花火有料エリアを地図で確認
8月24日の大会開催を決めた、かごしま錦江湾サマーナイト大花火大会実行委員会=24日、鹿児島市

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