真田広之が「SHOGUN」ロケで正室役・洞口依子を鼓舞「お互いね、いろいろとあったよね」

左から宮本裕子、向里祐香、金井浩人、西岡徳馬、穂志もえか、洞口依子、竹嶋康成

国際派俳優・真田広之(63)が主演・プロデュースした米ハリウッド制作ドラマ「SHOGUN 将軍」は、最終話が23日からディズニープラスの「スター」で配信開始。日米での大ヒットを記念し24日、最終2話上映イベントが都内で開かれ、真田を支えた役者勢が集結した。

徳川家康と、家康に仕えた英国人航海士ウィリアム・アダムズ(三浦按針)をモデルに戦国の世を描いた同作。真田は関東地方の大名・吉井虎永(家康)を演じた。

「私は今まで、愛人の役だとか不倫だとかそんなことばかりやってたんですけど、やっと正室になれました」とおちゃめに挨拶した虎永の正室・桐の方役の洞口依子(59)は、カナダでの長期ロケ中、キャストらで集まった真田の誕生日を振り返った。

真田と昔に共演している洞口は、〝なんかアタシ、過去にこの人と会ったことあるんだけどな〟と思いつつ、「大変ご無沙汰…」と挨拶。すると真田は「いや、依子ちゃんね、僕20歳ぐらいん時に会ってんだよ」と言ってきて、洞口も「あ、やっぱ会ってますよね」と返した。

その席で真田は、こんな言葉を洞口にかけたという。

「お互いね、いろいろとあったよね。長くやってくれば、いろんなことあったよね。それをさぁ、お互いのね、いろんな人生を、この2人の夫婦の役に投じ込めるっていうのはどうなの? なんかよくない?」

ちょうど洞口は「ちょっと、役で〝どうしようかな〟ってちょうど悩んでいた最初の頃」で、自身をプッシュしてくれた真田のことを〝すごい天才だな、ホントにすてきだな〟と思ったそうだ。

現場では「真田さんは一体いつ寝てるのか」「真田さんは何人いるのか」などの説が飛び交っていたという。「衣装着てたかと思ったら、ご自分の自前に着替えて…。あれ、いつ寝てたんでしょうかね?」(洞口)

虎永を支える親友の将軍・戸田広松役の西岡徳馬(77)も「あそこにさっきからずっといてさぁ、マスクを二重にしてさぁ、ゴーグル掛けて帽子かぶってるの、あれ誰だろうなぁと思ったらヒロ(真田)だったんだよね。ず~っと(撮影を)見てるんだもん。すごかったよね~あれは。自分で(出番の撮影を)やり終わった後も…」と明かした。

その西岡が「孫」と例えたのは、夫と子に先立たれた按針の正室・藤役の穂志もえか(28)だ。「各国の映画だったり配信作品のレビューサイト上で、エミー賞の本年度助演女優賞に推す声が聞こえてきております」とMCに振られると、「ビックリ」を連発し恐縮しきり。

その反響は本人も実感していて「私のあらゆるシーンのGIF(動く画像)が作られてて、ミーム(面白画像)化してて…。あまりにもたくさん見るから、藤のGIF一覧ページとか作ってほしいなと思ってます」と話していた。

この日は漁村の長役・竹嶋康成(55)や若きリーダー役の金井浩人(31)、武将たちを魅了する一流の遊女役・向里祐香(33)、茶屋の女主人役・宮本裕子(55)も登壇した。

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