【インドネシア】シトロエン、7人乗りSUVを発売[車両]

「C3エアクロスSUV」を発表した、シトロエン・インドネシアのタン最高経営責任者(CEO、写真左)ら(同社提供)

インドネシアで欧米自動車大手ステランティス傘下のシトロエンの販売を手がけるインドモービル・ナショナル・ディストリビューター(シトロエン・インドネシア)は、7人乗りスポーツタイプ多目的車(SUV)「C3エアクロスSUV」を発売した。税金や車両登録証の取得手数料などを含めた首都ジャカルタでのオンザロード(OTR)価格は2億8,990万ルピア(約280万円)。

インドから完成車(CBU)を輸入する。排気量は1.2リッター。最高出力は110PS/5,500rpm、最大トルクは205Nm/1,750rpm。燃費が良く力強い走りを備えた、ファミリー層向けのコンパクトSUVとして訴求する。カラーは10色を展開する。

ジャカルタを皮切りに、東ジャワ州スラバヤ、北スマトラ州メダン、南スマトラ州パレンバンなど計9都市でC3エアクロスの発売イベントを実施していく。

シトロエン・インドネシアは現在、14カ所に販売サービス拠点を設けており、年末までに20カ所に拡大する計画だ。

インドネシア自動車製造業者協会(ガイキンド)のデータによると、シトロエンの1~3月の卸売り販売台数は121台。販売はすべて小型車「シトロエンC3」だった。

海事・投資担当調整省が3月上旬に明らかにしたところによれば、シトロエンは7月から電気自動車(EV)の現地組み立て生産の開始を計画している。

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