BeeX、セキュアな企業向けの生成AI環境をクラウド上に構築するサービス

by 石井 一志

株式会社BeeXは24日、企業が生成AIを安全かつ効率的に利用できるよう支援する、「生成AI環境構築支援サービス」を提供開始したと発表した。Microsoftの生成AIクラウド「Azure OpenAI Service」を基盤としており、生成AIの高度な対話能力を駆使して、情報収集の迅速化と業務効率の大幅な向上を目指すとしている。

生成AI環境構築サービスは、企業利用を前提としたセキュアな環境をMicrosoft Azure上に構築するもの。社内の重要情報を迅速に抽出し、従業員が必要な情報に直接かつ効率的にアクセスできる環境を提供するが、利用企業の情報は厳重に保護されるため、外部への漏えいの心配なく、安心してサービスを利用できるという。

さらに、生成AIをすぐに使いはじめられるよう、一部のプランでは、社内文章の学習の仕組みとビジネスチャットツールの連携モジュールをサンプルアプリケーションとして提供する。ビジネスチャットツールと統合することで、チャットから直接生成AIを活用できるようになり、コミュニケーションの効率化と情報アクセスのスムーズ化に大きく寄与するとした。ビジネスチャットは、Slack、Microsoft Teams、LINE WORKSなどの主要なツールに対応する。

サービスメニューとしては、Webシステムから生成AIと対応する「プラン1」と、ビジネスチャットから生成AIと対話できる「プラン2」、プラン2の上位として、生成AIに社内文書を事前に学習させたうえで、ビジネスチャットから生成AIと対話できる「プラン3」の3種類を用意した。いずれも、実際の使用量に基づいたコストで利用可能な従量課金制を採用している。

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