ALSIの情報漏えい対策製品「InterSafe ILP 8.6」、CADファイルの自動暗号化に対応

by 石井 一志

アルプス システム インテグレーション株式会社(以下、ALSI)は24日、情報漏えい対策製品群「InterSafe ILP」の新版「同 Ver 8.6」を提供開始すると発表した。

InterSafe ILPは、標的型攻撃などの外部脅威から、シャドーITによる内部不正の対策までを一元的に行えるセキュリティソリューション。「ファイル自動暗号化」「デバイス・ネットワーク制御」「セキュリティUSBメモリ作成」「ファイル転送」「簡易インターネット分離」の5つの機能と、「申請・承認ワークフロー」「ファイル無害化」「個人情報検出」の3つのオプション機能で構成されており、各企業の対策優先度や環境に合わせて自由な組み合わせで導入できる。

今回の新版では、ファイル自動暗号化製品「InterSafe FileProtection」において、製造業において欠かせないCADソフトへのファイル自動暗号化機能を強化した。ローカル/サーバー上のCADファイルを暗号化し、CADソフト利用時も安全に運用できるようになったほか、対応アプリケーションの拡充に伴い、初期設定項目が簡素化され、簡単に運用を開始可能になったという。

また今回は、Azure Virtual Desktopに対応したことで、仮想デスクトップ環境でも簡単に暗号化を行えるとのこと。加えて、ファイルダウンロード時の仕様改善や、アラート機能の強化といった管理機能の拡充によって利便性が向上し、より簡単で手間の少ないセキュリティ環境を実現可能になったとしている。

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