鳥取県とセブン―イレブンが包括連携協定締結 中国地方4県で「食パラダイス鳥取県フェア」

セブン―イレブン・ジャパンと包括連携協定を結んだ鳥取県=24日、鳥取県庁

 鳥取県と大手コンビニエンスストアのセブン-イレブン・ジャパン(東京都)は24日、商品開発や情報発信、地域課題の解決などで相互協力する包括連携協定を締結した。協定の一環として25日から中国地方4県で「食パラダイス鳥取県フェア」を展開する。

 協定により、観光や交流などに関する情報発信▽県産品の販売促進や県産品利用商品の企画・販売▽子育て・人材育成-など8項目で協働する。

 セブン-イレブンは県内に52店あり、フェアは鳥取、島根、広島、山口県内の1037店舗(3月末現在)で実施する。「砂丘らっきょう」や「ねばりっこ」「白バラ牛乳」など県産品を使用したおにぎりやスイーツなどを販売し、売り上げの一部を今秋鳥取県で開催される「ねんりんピック2024」で行われる子ども向けイベントの原資とする予定。

 県庁で行われた締結式で同社の綿貫亮中国地区ゾーンマネジャーは「経済的価値の追求だけでなく、地域貢献や防災への寄与など社会的価値も追求していく」と協定の意義を強調。亀井一賀副知事は「課題解決先行県に向け、同じ方向を向いて歩みを進めていきたい」と述べた。

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