盛岡市新庁舎、来月整備エリア選定へ 3候補から1カ所に

 盛岡市の新市庁舎整備審議会(会長・倉原宗孝県立大教授、委員13人)は24日、市内で会合を開き、整備エリアを5月に内丸、盛岡駅西、盛南の3候補から1カ所に絞り込むことを確認した。

 エリア選定はまちづくりへの影響や市民の利便性、災害リスクなど15項目の評価表を使う。各委員が4段階評価を記入し、集計結果を踏まえて5月17、28の両日に開く審議会で協議する。市への答申は8月上旬を予定する。

 市は答申を踏まえ、パブリックコメント(意見公募)などを経て年内に整備基本構想をまとめる。2025年度から5年かけて用地選定・交渉を行い、その後の9年間で基本計画の策定や設計、建設工事を進める。新庁舎の利用開始は39年度となる想定だ。

© 株式会社岩手日報社