シャキッと甘い キンショーメロン 長崎・松浦特産品 出荷本格化

キンショーメロンの出来栄えや箱詰めのバランスをチェックする検査員や生産者ら=松浦市、JAながさき西海牟田集荷所

 長崎県松浦市の特産品の一つ、キンショーメロンの出荷が本格化。24日、松浦市星鹿町のJAながさき西海牟田集荷所でメロンの等級を見定める目ぞろい会があり、生産者や検査員がメロンの出来栄えなどを確かめた。
 キンショーメロンは4月下旬から5月中旬が旬で、さっぱりした甘さとシャキシャキとした食感が特徴。同市御厨・星鹿地区、平戸市田平地区の農家6戸が79アールで栽培し、5月上旬までに15.8トンの出荷を予定している。
 目ぞろい会では、検査員がメロンのサイズに応じた箱詰めのルールなどを生産者と共有しながら、ケースごとに4段階の等級に選別。この日は60ケースが長崎、佐世保の青果市場へ出荷された。
 JAながさき西海松浦メロン部会の辻邦彦部会長は「2、3月の冷え込みで小粒のメロンが多いが、味は例年通りにおいしく仕上がっている」と話した。
 同部会は5月6日午前9時から松浦市志佐町の道の駅「松浦海のふるさと館」で「キンショーメロンまつり」を開催。売り切れ次第終了する。

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