近鉄奈良線・石切駅にある石切参道商店街に入って徒歩約5分の場所にある、「河内木綿はたおり工房」。
ここでは、日本の伝統工芸の河内木綿づくりを体験できるめずらしいスポットです。
「河内木綿」は江戸時代から明治時代のはじめに、河内地方(大阪府東部)で栽培された綿から糸を紡ぎ、手で織られた木綿織物で、糸が太く、地質が厚いのが特徴です。
「糸紡ぎ体験」では、繊維をほぐしてなめらかにした綿を糸紡ぎ機でよりあわせ、しっかりとした一本の糸にしていきます。
「糸ができたら、いよいよ布を織る工程です。足を使って動かす機織り機は使い方が複雑なため、織り体験では卓上の織り機を使ったコースターづくりに挑戦します。
縦糸の間に横糸を入れる作業を繰り返すと、次第に織ができていきます。10cm四方の大きさに織りあげ、縁飾りをつけたらコースターは完成です。
河内木綿づくりは糸を紡ぐ職人の力と、布を染めるために使う型紙と染め職人の力が結ばれて“ほんまもん”の河内木綿を完成させる。その連携ごと次の世代へと残していきたい。穏やかに、力強く、工房代表の中井さんは未来への展望も語ってくれました。
石切参道商店街
＊河内木綿づくり体験一覧＊
綿繰り 無料 ※お渡しした種から育てた綿の実をお持ちの方は、ぜひお持ちください。
糸紡ぎ 700円（税込）
コースター作成 700円（税込）
藍染め ハンカチ染め600円（税込）/ストール染め2,500円（税込）
機織り講座 1回（3時間程度）×5日間 各回15,000円（税込）
※機織り講座以外の体験については、所要1時間ほどをご予定ください。
※藍染体験ご希望の方、20名以上など団体での体験ご希望の方は事前にご相談ください。
