煮干しの魅力を全国に発信「全国煮干しサミット」長崎県雲仙市

長崎県の煮干しの魅力を全国に発信しようと20日から21日、雲仙市小浜町で「全国煮干しサミット」が開かれ、約1万人の客でにぎわいました。

煮干し文化を次の世代に繋げていこうと初めて開かれた「全国煮干しサミット」

会場には全国トップクラスの生産量を誇る長崎県の煮干しのほか、千葉・香川・熊本、佐賀など様々な産地の煮干しが並びます。

煮干しイヤリングに煮干しヘアクリップ、煮干しTシャツなど『煮干しグッズ』も販売され、県内外からおよそ1万人が訪れ賑わいました。

長蛇の列ができたのは煮干しラーメン店。長崎県の橘湾産を含む全国20種類以上の煮干しをブレンドして作った濃厚なスープが特徴です。

来場者:

「風味が本当に珍しいなと思って」

「煮干しの味がやっぱ凄いっすね。めっちゃうまいです」

全国の煮干し生産量は、カタクチイワシの漁獲量減少や消費低迷などで20年前の半分に減少しています。そこで今回「煮干し文化」を守ろうと、県内外の漁業者・加工業者らが立ち上がりました。

全国煮干しサミットin雲仙大会 竹下千代太 実行委員会委員長:
「色んな食べ方があるので、ぜひ煮干しをいっぱい味わってもらいたい」

全国煮干しサミットin雲仙大会 井上幸宜会長:
「これがいい起爆剤になって広がっていくんじゃないかなっていうことで(期待している)」

実行委員会では、今後、全国各地での煮干しサミット開催を目指したいとしています。

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