インターステラ技術顧問に前村孝志氏–三菱重工で「H-IIA」などの開発や打ち上げを経験

インターステラテクノロジズ(北海道大樹町)は4月25日、三菱重工業で「H-IIA」をはじめとする基幹ロケットの開発と打ち上げに携わってきたという前村孝志氏が技術顧問に就任したことを発表した。

前村氏は、三菱重工 名古屋航空宇宙システム製作所で長年、液体燃料ロケットのエンジンや機体開発、打ち上げに関わり、H-IIAの初代打ち上げ執行責任者を務めたという。インターステラは、幅広い知見と経験がある前村氏の参画で技術面でのアドバイザリー体制を強化し、低コストで信頼性が高いロケット「ZERO」の開発を加速させるとしている。

前村孝志氏(出典:インターステラ)

前村氏は1951年和歌山県生まれ。早稲田大学理工学部を卒業。1975年に三菱重工入社。名古屋航空宇宙システム製作所で日本の基幹ロケット「N1」から「H-IIB」までの開発や打ち上げを経験。2011~2023年有人宇宙システム(JAMSS)常務取締役を経て現在は顧問。2006~2021年に東京工業大学講師、2006年~大阪大学院講師。宇宙航空研究開発機構(JAXA)の外部評価委員として「H3」開発にも関与しているという。

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インターステラプレスリリース

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