「ハトに餌を与えないで」市が中止を『命令』 「鳴き声やフン」で住民の生活に支障 餌やりが確認された場合は刑事告発 50万円以下の罰金も

■鳴き声やフン 住民の生活に支障きたす

大阪市が、ハトやカラスに餌を与える人物に対し、法律に基づいて餌を与えないよう命令を出した。

大阪市によると、住吉区のJR我孫子町駅から地下鉄長居駅周辺では、10年以上前から一部の住民が餌やりを続けたことでハトやカラスが集まるようになり、カラスの鳴き声やハトのフンなどにより近隣住民の生活に支障が出ていた。

■再三にわたる指導・勧告も改善せず

この問題を解決するため、大阪市は動物愛護管理法を適用し、餌を与える人物に対し、再三にわたる指導・勧告を実施。 餌を与えないように求めていたが、ことしに入っても餌やりは続いていたということだ。

■餌を与えないように「命令」 違反すれば50万円以下の罰金

この状況を踏まえ、さらなる措置が必要と判断した大阪市は、4月17日、餌を与える人物に対し、法律に基づき、ハトやカラスに餌を与えないよう、行政処分の中で最も重い「命令」を出した。

期間は2025年4月30日までで、餌やりが確認された場合、市は警察に告発するとしていて、この命令に違反すれば50万円以下の罰金が科される。

(関西テレビ 2024年4月23日)

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