２０２３年度、成田空港で国際線を利用した外国人旅客数は１７８９万人に上り、開港以来、過去最高となりました。
成田空港会社によりますと、２０２３年度１年間の成田空港の旅客数は、前の年度の１．７倍に増え３５２５万人でした。
コロナ禍以降初めて３０００万人を超え、コロナ禍前の２０１９年度と比べて８５パーセントにまで回復しました。
このうち国際線の利用者は、前年度の倍以上となる２７４４万人に上り、特に増加が著しい外国人旅客数は２．７倍となる１７８９万人で、１９７８年の開港以来、過去最高を更新しました。
これに対し、国際線の日本人旅客数は長引く円安の影響などからコロナ禍前の半数に留まり６７８万人でした。
一方、国内線の利用者は７８１万人で過去最高でした。
空港会社の田村明比古社長は４月２５日に開かれた定例記者会見で、「２０２４年度は、３９００万人を上回る旅客数を見込んでいる」と展望を明らかにました。
成田空港会社 田村明比古 社長
「緩やかにアウトバウンド（日本人海外旅行客）の数値も、２０１９年度に比べ上がっているので上積みに期待」
