滋賀県立大学と山田進太郎D&I財団、中高生女子におけるSTEM人材の育成に関する包括的連携協定を締結

滋賀県立大学と山田進太郎D&I財団は、中高生女子におけるSTEM(理系)人材の育成に関して、包括的に協力していく連携協定を3月1日に締結した。

山田進太郎D&I財団は、「性別や背景に関係なく一人ひとりの興味や関心に応じて『好きなこと』を追求できる社会の実現」の一環として、STEM(理系)女子奨学助成金といったSTEM(理系)分野におけるジェンダーギャップを解消する活動を推進している。一方で、女子生徒を支援する立場にある大学や高等専門学校等の教育機関による横の連携は十分とはいえず、各教育機関がそれぞれの地域で独自に活動を行っているのが現状だった。そこで同財団は、2023年度に全国の大学・高等専門学校と連携した中高生女子の理工系選択支援プロジェクト「Girls Go STEM! ~大学・高専支援プラットフォーム~」を立ち上げ、現在までに13の大学と連携している。

滋賀県立大学は、滋賀県彦根市を拠点にSTEM(理系)人材を輩出する高等教育機関となる。女性STEM人材育成を目的とした「集まれ!未来で輝くクリエイター+系女子in滋賀」を展開し、「理系的思考体験」「職場交流体験」「キャリアスキル体験」を通じて地域の中高生に対する啓蒙活動を推進してきた。

今回の連携協定の締結は、より包括的な相互連携を行うことで、さらに多くの地域の中高生女子がSTEM(理系)分野の魅力に気づき、進学やキャリアを考える機会を得られるとの考えから行われている。

連携協定の内容は以下の通り。

© 株式会社翔泳社