木村拓哉、勝負の『Believe』でも逃れられない「ネットの比較計測」 過去タブー報道も漂うアラフィフの余裕感

木村拓哉(C)ピンズバNEWS

4月25日、木村拓哉(52)主演、テレビ朝日開局65周年記念作品『Believe-君にかける橋-』(木曜夜9時~)の第1話が放送される。

連続ドラマ『Believe』は、大手ゼネコン「帝和建設」の土木設計部部長・狩山陸(かりやま・りく/木村)を主人公に描かれる、手に汗握るサスペンスと人間ドラマが織りなす壮大な物語。予告映像からは「龍神大橋」の建設現場で発生した大事故を巡り、狩山が警察の追及を受けて裁判沙汰の末に刑務所送りに――そんな不穏な展開が読み取れる。

テレビ朝日開局65周年記念作品だけあり、共演者は非常に豪華で、狩山を追い詰める刑事役に竹内涼真(30)、狩山の弁護士役が斎藤工(42)、狩山の妻役が天海祐希(56)、刑務官役が上川隆也(58)と、主演クラスの俳優が多くキャスティングされている。

「開局65周年の記念作で、テレ朝も木村さんも非常に気合いが入っている。勝負作ですよね。木村さんは共演者とバラエティ番組に出演したり、番組公式X(旧ツイッター)やインスタグラムでカウントダウンムービーを投稿したりと、番宣にも非常に精力的。

一方で、木村さんが稼働し露出が増えた結果、木村さんの“プロフィールの件”が話題になり、気になるという人が増えていますね」(女性誌ライター)

木村の身長は公称では176cm。しかし、以前からこの件については視聴者の間でさまざま意見がある。木村が共演者と並ぶたびに身長差が気になるようで、ネットユーザーが共演者の身長を確かめつつ“計測”するのがお約束となりつつある。

「もう昔の話ですが、木村さんも、共演者との身長差を気にしていると言われていましたね。有名な話では、木村さんが『エンジン』(フジテレビ系/05年4月期)で共演した身長170cmの小雪さん(47)とのツーショットを巡り、制作発表の場で木村さんがカメラマンに激怒した、という話が報じられていますね」(前同)

その場では、木村と小雪が立って並ぶのはタブーだったという。しかし、木村に挨拶をしようと近寄った小雪とのツーショットをどこかのカメラマンが撮影してしまい、木村が控え室に戻ってから激怒した――と、当時、夕刊紙に報じられたのだ。

「最近の話では、木村さんが身長169cmの新垣結衣さん(35)と『風間公親-教場0-』(フジテレビ系/23年4月期)で共演した際に、身長の高さがほとんど同じに見える写真がドラマ公式インスタグラムに投稿されていますね。女優さんはヒールを履いたりするので、ガチンコで比較するのはフェアではないと思われますが」(同)

■木村もアラフィフで心境に変化か

『Believe』の共演者は斎藤が184cm、竹内が185cm、天海が171cmと背の高いキャストが多いため、

《(キービジュアルだと)竹内涼真185センチ、天海祐希171センチよりもはるかに高身長のキムタク》
《キムタク天海祐希様と夫婦役?!身長どうするん!!》

といった声がXに多く寄せられている。特に斎藤は『BG~身辺警護人~』(テレビ朝日系/18年1月期)など木村との共演が多いため、以前から身長差を指摘する声は多かった。

だが、芸能プロ関係者はこう話す。

「小雪さんの件に代表されるように、かつては木村さんの共演者との身長差の話はタブーになっているところがありましたよね。しかし、木村さんもアラフィフになり、もはや世間がどうこう言うほど身長の件や、共演者との身長差は気にしなくなっているのではないでしょうか。『グランメゾン東京』(TBS系/19年10月期)の頃からその兆しはありましたね」

当時47歳の木村は、『グランメゾン東京』で自分より背の高い179cmの冨永愛(41)と共演し、注目を集めたのだ。

「『教場0』で新垣さんとのツーショットを投稿したのもそうですし、今回の『Believe』も同じ。長身で脚長、モデル顔負けのスタイルの斎藤さんや竹内さんと堂々と並んでいますし、Xには、175cmの上川さんの方が背が高く見えるカウントダウンムービーも投稿されています。

『教場』などを経て、木村さんはもう“カッコいい”だけを全面に出していく俳優ではなくなっており、かつてのようにはルックス面への厳しいこだわりはなくなっているのかもしれませんね。ネットユーザーは木村さんの身長ネタが大好きなので、毎度の“計測”を止める術はないでしょうが、木村さんは今、主演作の成功を第一において、そうしたことは気にしないのではないでしょうか」(前同)

木村は4月18日に行なわれた『Believe』のキャスト登壇イベントで、「何に対しても斜め下を向きながらほほ笑み続ける斎藤工がいてくれる」と、長身の斎藤ならではの一面と感じさせるトークで場を沸かせたばかり。今は、どんなことでも注目され、より多くの人が主演作を見てくれることが本望なのかもしれない。

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