春日市ストーカー殺人未遂事件 被告の男に2審も懲役10年判決 福岡高裁

2022年に福岡県春日市で元交際相手を刃物で刺し殺害しようとしたとして殺人未遂などの罪に問われた男について、福岡高裁は懲役10年の1審判決を支持し、男の控訴を棄却しました。

起訴状によりますと、無職の片山敦稀被告(21)は2022年12月、ストーカー規制法で禁止されていたにも関わらず、春日市の路上で元交際相手の女性を待ち伏せし、ナイフで数十回刺し殺害しようとするなどしたとされ、1審で福岡地裁は懲役10年の判決を言い渡していました。

判決を受けて弁護側は、ストーカー規制法違反に関して事実誤認があると控訴していましたが、25日の控訴審判決で福岡高裁は、1審判決を支持し、片山被告の控訴を棄却しました。

判決の理由について、福岡高裁の市川太志裁判長は「1審判決に不合理な点はなく、是認することができる」としています。

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