大谷翔平の打撃は「息をのむよう」 現地で米識者が重ね合わせたレジェンド「特別なもの見ている気分」

敵地ナショナルズ戦に出場したドジャースの大谷翔平【写真:ロイター】

敵地オリオールズ戦

米大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手は23日(日本時間24日)から始まったナショナルズとの敵地3連戦で比類なき活躍を見せている。超速本塁打を放ったかと思えば、1試合で3本の二塁打を放ち、両リーグトップを独走する今季14本目で、メジャー記録を大幅に上回る年間87本ペースとファンを驚かせ続けている。現地を訪れている米メディア関係者は大谷の打撃を「息をのむほど」と表現。スター性においては、MLB大物レジェンドと重ね合わせている。

今回、大谷について語ったのは米衛星ラジオ「シリウスXM」のMLB専門番組「MLBネットワーク・ラジオ」に出演するグラント・ポールセン氏。大谷がエンゼルスで昨年のオリオールズ戦の開幕投手を務めた際には「ショウヘイ・オオタニは私の人生のうちで最も驚異的で唯一無二のアスリートかもしれない」と絶賛したほど、才能を高く評価している識者の一人だ。

ナショナルズとの試合が行われているナショナル・パークも訪れているようで、自身のX(旧ツイッター)に「球場にいて、ショウヘイ・オオタニの打撃を見るのは息をのむほどだ」と投稿。続けて、こうつづった。

「そして、彼の周りにはそういったオーラがある。スタンド中の人々が、リプケンの最後のオールスターゲームを見ているかのように、携帯を出して彼を録画しようとしている。何か特別なものを見ているような気分になる」

引き合いに出されたカル・リプケンJr.氏はオリオールズ一筋で21年プレー。MLB通算3184安打、431本塁打もさることながら、2632試合連続出場を果たした“鉄人”だ。カル・現役最終シーズンとなった2001年のオールスターゲームで打席に立つ際にスタンディングオベーションで迎えられたシーンは、ファンの間では語り草。ポールセン氏はそんなレジェンドと今の大谷の注目のされ方を重ね合わせているようだ。

ちなみに、リプケンJr.氏はそのオールスターゲームで先制アーチを放ち、さらにファンから大喝采を浴びた。大谷もナショナルズとの3連戦初戦で驚愕アーチを放ち、23日の試合でも3本の二塁打を放って敵地ファンをも沸かせた。今後、注目はさらに大きくなりそうだ。

THE ANSWER編集部

© 株式会社Creative2