衛星を使ってwifiに接続 災害時に備え衛星通信の実証訓練 【徳島】

大規模災害が起きた時、インターネットなどの通信が使えなくなった場合に備え、4月25日、県庁で持ち運びのできる衛星通信システム『スターリンク』の実証訓練が行われました。

(記者)

「このように、屋外で通信を切ったスマートフォンでも、スターリンクで宇宙の衛星を通じてWi-Fiに接続することができます」

「スターリンク」は持ち運びできる衛星通信サービです。

通信速度が速く、幅広い地域で使えることから、大規模災害が起きた時、インターネットなどの通信が使えなくなった場合の活用が期待されています。

25日の訓練には、県や市町村の防災担当者など約40人が参加しました。

参加者らは、50センチ四方のアンテナを組み立て、スマートフォンを使ってWi-Fiへの接続を確認していました。

(県危機管理部防災対策推進課・披田 毅課長)

「孤立しそうなところには配置していただけると、有事の際には避難者の方の安全安否の確認であるとか、災害に対して備えていけるのでは」

県が所有する3台のスターリンクは、各地の防災館に配置し、災害時に活用されるということです。

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