EVカーのシェアリングサービスを開始 仙台市の沿岸エリア 脱炭素社会に向けて

脱炭素社会の実現に向けて、仙台市が動き出しました。東部沿岸エリアで電気自動車のシェアリングサービスを導入しました。

地下鉄東西線の荒井駅前駐車場に設置されたのは、EVカーシェアリングステーションです。

電気自動車2台が置かれていて、利用料金は車種別に15分220円と330円です。

利用する場合は、スマートフォンのアプリやウェブサイトから予約が必要です。

タイムズモビリティ取締役専務執行役員齋藤章さん「環境意識が高い方がおられますので、EVの比率をどんどん増やしていくということも一方で取り組んでいきたいと思っております」

2023年11月に国が選ぶ脱炭素先行地域に選定された仙台市が、民間企業や団体と連携して2030年度までに二酸化炭素の排出量を実質ゼロにする取り組みで、その第一弾が東部沿岸エリアでのEVカーシェアリングです。

仙台市脱炭素都市推進担当局長松田智子さん「沿岸部には様々な観光施設がありますが、施設と施設の距離がどうしても開いているところがありまして、周遊性の確保が課題となっておりました。そういったところも解消につながればと思っております」

仙台市はこのほか、定禅寺通の飲食店やオフィスで空調や照明を省エネ設備に変更するなどしてエネルギー消費の実質ゼロを推進します。

泉パークタウンでは、400戸の住宅に太陽光パネルや蓄電池を取り付け、脱炭素化に向けた取り組みを進めます。

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