清水市長「同等のサービス継続に努力」/埼玉県さいたま市

 さいたま市が公設民営方式で運営している高齢者介護などの複合施設「グリーンヒルうらわ」を廃止する方針に対し、施設の利用者ら有志の代表が存続を求める要望書を市に提出しました。

 介護老人保健施設とデイサービスセンターなどの利用者や家族、近隣住民の有志の代表が施設の存続を求める要望書と7167人分の署名を市に提出しました。

 4月12日にも、ケアハウスの入居者の代表が廃止の方針撤回または廃止の時期の延長を求める要望書と、入居者68人分の署名を市に手渡しています。

 清水市長は25日の定例会見で「グリーンヒルうらわ」を廃止するための条例改正案を、6月定例市議会に提出する方向で検討する考えに変わりはないと述べました。

 そのうえで「個別に相談に応じて、きめ細やかに対応していきたい。特にそれぞれのニーズや状況などをしっかり踏まえたうえで、市と同等のサービスが受けられるような施設につなげていけるように努力したい」と理解を求めました。

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