“核のごみ”文献調査を請願 町議会特別委で採択

「核のごみ」の最終処分場について新たな動きです。

玄海町議会が開いた2回目の原子力対策特別委員会。

議論するのは市民団体から出された「核のごみ」の処分地選定に向けた文献調査受け入れを求める請願です。

25日の採決では賛成票が過半数を超え、「請願」は採択されました。

玄海原発反対!からつ事務所の北川浩一さんは、「拙速の極み。最終処分場に対する最終的な考えが定まっていない」

玄海町民(80代女性)は、「なんとも言えんね、新聞とか読んでるけど。皆さんが良い方に決めてもらえると思うけどね」と話しました。

26日開かれる本会議でも採択されれば、最終的な判断に迫られる町長は。

玄海町・脇山伸太郎町長は、「みなさん本当によく議論されたと感じた。町民さんから請願が出て議会で採択された。そこは大変重く受け止めている」

判断の明言は避けたうえで、町民に理解を深めてもらう時間を設け、ゴールデンウィーク明けに決断する考えを明らかにしました。

この問題について佐賀県の山口知事は「新たな負担を受け入れる考えはない」と反対を表明しています。

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