日本維新の馬場代表 新ポスター「古い政治を打ち破れ。」に込めた意味「有言実行しかない」

日本維新の新ポスター「古い政治を打ち破れ。」(右から馬場伸幸代表、柳ヶ瀬裕文氏 藤田文武幹事長)

日本維新の会は25日、国会内で馬場伸幸代表と大阪府知事の吉村洋文共同代表とのツーショット新ポスター「古い政治を打ち破れ。」を発表した。

新ポスターのキャッチコピーは、自民党による〝政治とカネ〟の問題など旧態依然とした政治が続くなかで「これを根本から打ち破るのは日本維新しかない」と強いメッセージを込めたという。

馬場氏は会見で「新しい政治を作れるのは一定の経験を積み重ね、そして実績も積み重ねてきた有言実行の日本維新の会しかない。そういう思いを込めてキャッチコピーと(新しい)PV、ポスターを作りました」とコメントした。

藤田文武幹事長は古い政治とは「自民党、立憲民主党、日本共産党を含めてだ」と指摘。維新は新しい政党が次々とできるなかで既存政党になりつつある。今後も〝新しい政治〟を打ち出すために何が必要か。

まず馬場氏は自民党を持ち出し「最も古典的で来年で(結党)70年というレベルになってきています。そういう意味で古い政治の先頭を走っている」とした。

2020年に結成した立憲民主党は衆院憲法審査会での改憲議論に消極的だとして「相変わらず(自民党の)55年体制のやり方だ。政党の体(てい)をなしていない。古い政治をひたすら走っている」と批判した。

1922年に創設の共産党には「古いと思いますが、言うことは一貫しています。1ミリたりとも変わらないという部分で信念は通っている。古いけどましなほうだ」と述べた。

維新については「まだ結党して12年です。普通の国民の感覚、納税者の感覚、永田町の先例、慣例、常識というのは二の次という位置づけでやっています。この感覚を忘れないよう有言実行でやっていくことが、永田町の悪にまみれないという最大のポイントだと思いますので、仲間にも伝えていきたい」と語った。

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