4歳女児を”誘拐”男逮捕 決め手は7歳姉の記憶

北九州市で、路上で遊んでいた4歳の女の子を連れ去り、誘拐したとして、無職の男が逮捕されました。

一緒に遊んでいた7歳の姉が、男の名前を覚えていたということです。

警察によりますと、安永武生容疑者(33)は、13日午後、門司区の路上で、面識のない4歳の女の子に「俺の家に行こう」などと言って抱きかかえて自宅に連れ去り、誘拐した疑いがもたれています。

安永容疑者は女の子が7歳の姉と遊んでいるところに声をかけ、女の子がひとりになった際に連れ去ったとみられています。

女の子との会話の中で、安永容疑者が名前を名乗ったことを姉が覚えていて、名前を頼りに自分で自宅を捜し出し、女の子を連れて帰ったということです。

姉妹にけがはありませんでした。

14日、警察が母親から被害届を受理、防犯カメラの映像などから安永容疑者を特定し、25日逮捕しました。

安永容疑者は「遊びたかった」と容疑を認めたうえで、「女の子の合意があった」という主旨の話をしているということです。

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