「“年相応”なんて言葉は便宜上の名前であって……」精神年齢を成長させるには?お姉さまの言葉が沁みる

叶姉妹がパーソナリティを務めるトーク番組、「Spotifyオリジナル 叶姉妹のファビュラスワールド」。

4月16日に配信されたエピソードの中では、24歳のリスナーから寄せられた《年相応に中身を成長させたい》というお悩みを紹介し、恭子さんと美香さんが回答した。

叶姉妹 / Via Instagram: @kano_sisters007

お便りの内容は、以下の通り。
《年齢相応に中身を成長させるにはどうすればいいですか?》
《私は現在24歳です。20歳の成人式後、すぐにコロナが流行し、家から出られない生活。大学はほぼリモート授業のまま卒業しました。このような生活が3年近くたち、やっと日常に戻りましたが、年齢だけ重ね、中身だけが大学生のような感覚がいまだに残っています》
《先日、自分が大人として心配になったことがありました。退勤後、駅でICカードをチャージしていると小学3年生くらいの男の子が私より前に並んでいたのにお金のチャージをせず、私がチャージし終わっても壁際で一人でずっと立っていました》
《不審に思い声を掛けると、1000円札を忘れ残金が数円しか残っておらず電車に乗れないとのことでした。すぐに交番へ行きましたが退勤ラッシュの中、内心保護者のいない幼い子を責任持って交番へ送ることにすごく緊張し、お巡りさんに預けたあとは「男の子、交番へ向かう途中で泣いちゃったな。もっと話しかけて不安にならないようにすればよかった」と後悔しました》
《大人なのにあんなにドキドキするなんて、と仕事中何度も自分の精神年齢の低さについて考えてしまいました。自分の中身、責任感や精神年齢を成長させる方法があれば教えていただきたいです》

お便りの内容を聞いた恭子さんはまず、「年相応なんてない」と自信の考えを語った。
「年相応っていうのは、ないの。例えば17歳だからこう、とかね。例えば30歳だからこうっていうふうな年相応の日本の表なんてない。年相応なんて言葉は便宜上につくられている名前であって、年相応なんてない」
続けて、この相談者に対し「とても心がキレイで優しい方」だと感想を述べた。
「だからこの話は三分割に分かれていて。どれも年相応にはそんなに関係ない。だけど、この方がそうだろうと思っていることを一所懸命書いていらっしゃることだと思いますよ。で、年相応になるためにはっていうのは、反対を言うとですよ、例えば20歳の人が50代の方、60代の方よりも優れている……優れているという言い方がちょっとおかしいかもしれませんね。そういうふうなこともたくさんあり得ますし」
「(この方は)何も年相応ではなくはなくって、本当にとても心がキレイな方で、とても優しい方なんだろうなって私は思いました」

叶姉妹 / Via Instagram: @kano_sisters007

最後に恭子さんはこんなふうに自身の考えを言葉にし、回答を締めくくった。
恭子さん「だって、ほかの国だったらそれが不審者になってしまうときもありますよね。文化って本当に違うから、怖い目に遭わないためにはそういうふうなことをお勉強したほうがいいかもしれませんが」
美香さん「そうですね。私としては、この方が取られた行動はすごく素晴らしいと」
恭子さん「私ももちろんそう。それが大前提です。でも、私が思う観点だから、そこらへんは……単に思うこと」

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