【巨人】硬派なドラ1・西舘勇陽が開幕10試合連続ホールド 笑いのツボは〝小学生レベル〟

2番手の西舘勇陽は三者凡退に抑えた

巨人が25日の中日戦(東京ドーム)にわずか2安打ながら3―2で逆転勝ちを収め、3カードぶりの勝ち越しを決めた。

打線は相変わらず低調だったが、6回に飛び出した坂本の3号3ランで挙げた1点のリードを救援陣が死守。7回から2番手で登板したドラフト1位ルーキー・西舘勇陽投手(22)は三者凡退で抑え、新人では史上初となる開幕10試合連続ホールドをマークした。

その後のバルドナードも大勢も無失点リレー。チームも2位に浮上し、阿部監督は「こういうタイトな試合が続くと思うので。何とか打線で勝つ試合を1試合でもつくっていければなと思います」と西舘ら救援陣の奮闘をたたえた。

新人離れしたのは安定感ある投球だけではない。普段からクールで新記録を打ち立てたこの日も「『内容』の振り返りはしないといけないが、そういう『結果』の振り返りはシーズンが全部終わってからすればいいかなと思います」と表情を崩すことはなかった。しかし、そんな大人びたルーキーには意外な一面もあるという。

投手陣の同僚たちは「確かに西舘は声こそ小さくひょうひょうとしてますけど、意外としゃべるし笑いますよ」と証言。さらには「ああ見えて小学生レベルのくだらないギャグで笑ったりする(笑い)。逆にウイットに富んだひねったネタには全く笑わないんですよ。不思議なことにね」との情報も飛び出した。

「小学生レベルのギャグ」の詳細な内容については「本人の名誉のため非公開」(同)と明かさなかったが、ちまたの小学生の間では大便をテーマとした「うんこミュージアム」が人気を博しており、そうした子供と同じような笑いのツボの持ち主なのかもしれない。

硬派な職人気質に見える西舘だが、その素顔には子供のようなあどけない一面もあるようだ。

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