心斎橋駅で撮影された光景に思わず目を疑う ごみ箱の様子に「物語を感じる」

「心斎橋駅のごみ箱に捨てられた花束」がX上で話題になっています。

投稿したのは、Xユーザーの笹.(@syokubutus)さん。

当ポストは2024年4月23日時点で10万件を超えるいいねを集めるなど話題となっています。

「捨てられた花束」が話題となったことに関連し、記事後半では花きの国内生産・流通・販売の状況などについても紹介します。

※投稿された写真は【写真4枚】をご参照ください。
※今回紹介するポストは、投稿者様の許可を頂いております。

※編集部注:外部配信先では図表などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際はLIMO内でご確認ください。

駅の「一般ごみ」に捨てられた花束が話題に

「心斎橋のゴミ箱に突っ込まれた花 ストーリーを感じずにはいられない」

そんなコメントとともに投稿されたのは、心斎橋駅の改札内で撮影された1枚の写真でした。

心斎橋の改札内で撮影された光景

一般ごみと印字されたごみ箱からは、驚くことに「色とりどりの花束」が覗いています。ごみ箱に花が活けられているかのような光景に、思わず目を疑ってしまいますね。

プレゼントとして贈られることが多い花束。一体どんな理由があって、ごみ箱に捨てられてしまったのでしょうか…。何かしらの「物語」がありそうな光景は多くの人の目に留まり、ポストには10万件のいいねが集まりました。

目にしたときは「単純に、美しく面白いと思った」

心斎橋駅の改札内で撮影された光景

投稿者の笹さんが写真を撮影したのは、 2024年4月14日15時36分のことだったといいます。

当時の心境について聞くと「人通りが多く、ほとんどがスマホを見ながら歩いている中、無機質なゴミ箱の中で咲いている花を見たとき単純に美しいし、面白いなと思いました」と説明してくれました。

続けて、「特に劇的なストーリーを考えていたわけではありません。でも花を心斎橋という都会に捨てる行為、その行為だけで面白い。そう思ってました」と語ります。

当時は笹さんのように、花束を凝視して撮影していた人はいなかったといいますが、花束に注目していた人は多少いたそう。改札内での物珍しい光景は、人々の目を惹いていたようですね。

Xユーザー達はさまざまな想像を膨らませる

心斎橋駅の改札内で撮影された光景

花束を目にしたXユーザーからは多くの反響がありました。

さまざまな想像を膨らませた人が多いようで、コメント欄には「振られたのかな…」「ごみ箱清掃者に対する愛か?」「予想は、退職するときにもらった花」「渡そうとして渡せなかったパターン」などの声が続出。

ほかにも「花に罪はないから持ち帰ってほしかった」「可哀想で心が痛む」といった悲痛な声も寄せられました。

心斎橋のゴミ箱に突っ込まれた花
ストーリーを感じずにはいられない pic.twitter.com/gZYjdDSGAP

— 笹. (@syokubutus) April 14, 2024

花きは国内で「1.1兆円」消費されている

駅に捨てられていた花束が話題となったことに関連し、ここからは国内の花き(観賞の用に供される植物)の生産・流通の状況について紹介します。農林水産省が令和6年3月に公表した「花きの現状について」をもとに見ていきましょう。

花きの国内生産者販売農家は4.0万戸、生産額は3519億円となっています。輸入額は518億円で、それらのうち卸売市場を経由して取り扱われる割合は7割程度の3473億円、残りの約3割は市場外で取引されているとのことです。

これらの花きは花・植木小売業者により、店舗販売や訪問販売、カタログ販売、ネット販売などで取り扱われ、日本国内ではおよそ「1.1兆円」の花きが消費されています。そのうち個人消費は8813億円、業務用需要は2100億円とのこと。輸出の額は85億円と明らかになっています。

花束が不要な際は、欲しい人に譲るなどして対処したい

いかがでしょうか。今回は、Xで話題になっている「駅のごみ箱に捨てられた花束」を紹介しました。

花束が不要だと感じても、自宅まで持ち帰ったり必要な人に譲ったりして、適宜対処することも大切かもしれませんね。

投稿主の「@syokubutus」さんは、今回ご紹介した写真のほかにも、Xでご自身で撮影された素敵な写真を多数公開されています。

雰囲気のある写真

気になる方はぜひXアカウントをチェックしてみてくださいね。

参考資料

  • @syokubutus
  • 農林水産省「花きの現状について」

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