【角田宇宙センター】夢を乗せて、JAXAのロケット開発を覗いてみよう!

こんにちは! 地域特派員 らっき〜です!

突然ですが、宮城県角田市に宇宙航空研究開発機構(JAXA)の施設があることをご存知でしょうか?

その名も、「角田宇宙センター」

あのJAXAの施設が、なんと無料で見学ができるんです!

ずーっと気になっていたその施設へ、初めて訪問してきましたのでレポートします!

「角田宇宙センター」を見学しよう!

JR東北本線「船岡駅」から車で約10分の距離に、その施設はあります。

入場ゲートで一旦車を停めて、警備員さんの指示に従い、名前や住所を記入。見学受付を行います。

当たり前かもしれませんが、無料で入場可能といってもやはりJAXAの管理施設。入場管理も厳格に行うんだなぁ〜と、緊張感を感じた場面でもあります。(ドキドキ)

駐車場に車を移し、見えました、宇宙開発展示室!

出典:リビング仙台Web

もう少し近づいてみましょう!

出典:リビング仙台Web

緊張しながら入り口に向かいましたが、中に入ると、優しいスタッフのお兄さんが「こんにちは~!」と迎えてくれましたよ♪(※土・日・祝のみスタッフ常駐)

最先端の宇宙技術を感じよう

館内に入ると、まず目に飛び込んできたのはロケットの模型!

日本でつくられた歴代ロケットが、20分の1のサイズで並んでいました。

ワクワクが高まりますね〜!!

出典:リビング仙台Web

カメラに収まりきらないので、反対側からも撮影(笑)

出典:リビング仙台Web

日本各地にJAXAの研究施設があり、ここ角田宇宙センターでは、ロケットの心臓部である「エンジン」を研究・開発しています。

実験を重ね採用となったエンジンは、ロケットに搭載され、鹿児島県の種子島にある「種子島宇宙センター」から打ち上げられるんです!

打ち上げが再現される動くジオラマ展示もありました。

スイッチを押すと、ロケットが整備棟から出てきて発射台にセットされ、カウントダウンに合わせて打ち上げられます。瞬きするのも忘れて、ついつい見入ってしまいました。

出典:リビング仙台Web

「種子島宇宙センター」のジオラマ展示

宇宙飛行士の仕事を体験できる!?

こちらの部屋は、研究中の未来の技術が詰まった空間です!

出典:リビング仙台Web

まず目に飛び込むのは、足元に描かれた日本列島。

これは地球観測衛星「だいち」から撮影した、40万分の1の日本地図だそうです!

宇宙から地球を眺めている想像をすると、胸が膨らみますね♪

国際宇宙ステーション(ISS)を見てみよう!

正面にある3つのモニター。右端の映像は、今まさに宇宙を飛んでいる「ISS」が写しているライブ映像だそうです!すごい!!

地球ってやはり青いんですね〜!!(興奮)

他のモニターには、上空400kmを飛行するISSの現在地が示されていましたよ。

出典:リビング仙台Web

あなたも宇宙飛行士の選抜試験にチャレンジ!

ロケットや人工衛星の知識が身につけられるクイズや展示があるこの部屋。

何やら他の見学者さんが盛り上がっているエリアを発見。

近づいてみてみると~~? どれどれ… 体験コーナーのよう。

『宇宙飛行士の選抜試験にチャレンジしよう!』

うぉぉぉ、なんと気になる問いかけが書かれていました。

もうチャレンジ以外の選択肢はありませんよね(笑)

気になるこの箱…中はどうなっているのでしょうか。

よくよく見てみると、内側に鏡があり、写った星形を見ながら星形の線の間をなぞるテストのようです。

宇宙服を着ていると視界が狭く手元が見みえないので、宇宙飛行士は手首につけた鏡に映して操作をするんですね。

それでは、私もいざ、挑戦!!!

出典:リビング仙台Web

「む、難しい〜〜っ…!」

緑の線が私が書いたものですが、、、ブレッブレですね。(苦笑)

鏡に写った視界は考えている方向と逆になるので、頭が大混乱。ペンを前に進めたくても、思った方向に進まないんです!

やってみると、想像よりも断然、難しいのがよく分かりました。

選抜試験にはまた出直すことにします(笑)

ロケットエンジンの歩み

幾度となく実験を重ね、数々のロケットを宇宙に放っているJAXAですが、その歴史には失敗もあります。

1999年、H−II ロケット8号機の打ち上げに失敗。空中で軌道に乗れなかったロケットは遠隔操作で破壊され、海に落下しました。

検証研究を角田宇宙センターで行いましたが、その教訓を忘れまいと、メインエンジンの実機が展示されています。

出典:リビング仙台Web

高温で溶けてしまったロケットの部品の数々。

こんなに大きな鉄の塊が宇宙に打ち上がる壮大さをあらためて感じました。

また、ロケット開発を目の前で見学できるこの貴重な環境に、静かに感激したのでした~。

気になったかき氷のカップ、これはなんでしょうか。

出典:リビング仙台Web

これは、圧力の強さを表している例だそうです。

H−II ロケット8号機が沈んだ海底は約3000m。深く潜ると圧力がかかり、例えばかき氷のカップは右のカップの大きさにまで押し潰されるのだそう。

そんな海の底から、墜落した部品を引き上げたのですね。

宇宙食の展示コーナー

宇宙に行っても、やはりお腹は減りますよね。

このセンターには、実際に宇宙飛行士の皆さんが食すメニューが並んでいました!

無重力の空間でも食べやすいように、工夫が施されています。

出典:リビング仙台Web

天にそびえるロケット模型

展示室の建物の横には屋外展示場があり、大きなロケットが目を引きます。

天にそびえ立つロケットは、10分の1の模型だそうですよ。

出典:リビング仙台Web

隣には、本物のロケットエンジンが飾られていました。

出典:リビング仙台Web

そしてこちらの黄色い物体は、燃料タンク。こちらも本物です!

出典:リビング仙台Web

これらがロケットに備わって宇宙に飛び立つなんで、壮大ですね~~(感動)

夢ふくらむ!地面にお絵かき

宇宙に夢を膨らませて舞い上がっていましたが、ここからは地上で楽しみますよ~~!!

屋外展示場の奥には、広いコンクリートの敷地があるのですが、なんとここ、地面にお絵かきできちゃうんです♪

出典:リビング仙台Web

チョークも準備してあります♪

出典:リビング仙台Web

カラフルなチョークで何を描こう♪

我が子は飛び上がって喜び、嬉しそうに地面にお絵かきしていました。大人も本気でお絵かきに参加。みんなで楽しめるのが良いですね♪

お土産に宇宙食はいかが

展示室の入口には、宇宙食の自動販売機がありました。

出典:リビング仙台Web

我が家もしっかり、宇宙旅行気分でお土産を購入♪

一品目は、溶けない?!常温の「バニラアイス』と~~

出典:リビング仙台Web

それから、「宇宙グミ」をチョイス!

出典:リビング仙台Web

宇宙乳酸菌入りだそうで、ロケットに乗って宇宙から生還した乳酸菌の子孫たちを美味しいグミキャンディにしたんですって。何やらすごい!(笑)

他にも、不動の人気「宇宙のたこ焼き」や「レトルトカレー」が並んでいました。宇宙センターのお土産として、お一ついかがでしょうか♪

見学のお土産は他にも!

来場した際は、出入口付近をお見逃しなく!

見学記念スタンプを押せたり、来場記念カードがもらえますよ♪

カードは毎月絵柄が変わるようなので、集めてコレクションにしたり、バトルゲームで楽しむのも面白いですね。

出典:リビング仙台Web

ここには紹介しきれないほど、まだまだ魅力がたっぷりの「角田宇宙センター」。

神秘的で壮大な宇宙を感じられる施設が、宮城県にあることにあらためて驚きましたし、とても誇らしい気持ちになりました。

是非皆さんも、宇宙を身近に感じに行ってみてくださいね♪

DATA

角田宇宙センター

【住所】宮城県角田市君萱字小金沢1

【電話番号】050-3362-7500(見学のお問い合わせ)

※電話受付時間 平日 9:30~12:00、 13:00~17:45

【開館時間】10:00~17:00

【休館日】土・日・祝日(11月~3月)

年末年始(12/29~1/3)

※春分の日~10月の土・日・祝日は開館

【最寄り駅】JR東北本線「船岡駅」から車で約10分

【駐車場】あり

*詳しい施設紹介はこちら

https://fanfun.jaxa.jp/visit/kakuda/

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