アンプ内蔵でHDMI ARCも搭載したストリーマー「WiiM AMP」

by 酒井隆文

「WiiM AMP」(スペースグレー)

MUSINは、Linkplay TechnologyのWiiMブランドより、スピーカーアンプを搭載したコンパクトなストリーマー「WiiM AMP」を、4月26日に発売した。価格はオープンプライス、店頭予想価格は51,975円前後。カラーはスペースグレーとシルバー。

「パッシブスピーカーを現代のストリーミング対応デバイスへアップグレード」するという省スペース設計のストリーマー。Spotify、Amazon Music、Deezer、TuneIn、TIDAL、Qobuzといった各種音楽ストリーミングサービスに対応している。

ESS Sabre DACチップ「ESS 9018 K2M」とTexas Instruments 「TPA 3255」Class-Dパワーアンプを搭載し、出力レベルは60W/チャンネル(8Ω時)、120W/チャンネル(4Ω時)、SNRは-98dB、THD+Nは-0.002%(-92dB)。

ギャップレス再生にも対応。2基のデコーダーにより、各音楽ファイルのイントロとアウトロに含まれる、無音部分を取り除きシームレスな再生を実現している。最大192kHz/24bit対応で、ギャップレス再生をサポートする音楽サービス、ローカルファイル・ネットワークファイルで利用できる。

本体背面

入力は同軸デジタル、LINE(RCA)に加え、HDMI ARCも搭載。テレビに接続して、映像コンテンツを楽しめ、低音制御機能付きのサブウーファー出力(ユーザー調整可能域20~250Hzクロスオーバー)も備えるため、シアターシステムを構築することもできる。対応するシアターフォーマットはステレオPCMで、ドルビーデジタル、DTSには非対応。

そのほかWi-Fi、Bluetooth、USBにも対応し、AirPlay 2やChromecast、Spotify Connect、TIDAL Connect、Alexa Cast、DLNAも利用可能。マルチルームオーディオを構築していれば、メディアサーバーとして、複数のWiiMデバイスにストリーミングすることもできる。

「WiiM AMP」(シルバー)

筐体は、ハイグレードシステムとのセットアップでもシステムの外観を損なわないよう、アルミニウムシェルを採用したコンパクトデザイン。カスタマイズされたヒートシンクを備え、放熱性能も確保されている。

24種類のプリセットEQ設定、10バンド・グラフィックEQによる直感的な帯域調整、4バンド・パラメトリックEQによるマルチ可変調整機能も搭載。HDMI、Bluetooth、ネットワークなど、入力ソースごとに独立したEQプロファイルを設定できる。

本体の設定などはアプリ「WiiMHome」から操作可能。Alexa、Googleアシスタント、Siriといった音声アシスタントからの操作にも対応する。

外形寸法は190×190×63mm、重さは1.84kg。各種ケーブルや音声操作対応のリモコンなどが付属する。

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