目指すは春の大パノラマ 8合目行き一番バス出発 津軽岩木スカイライン(青森・弘前市)

8合目を目指しスカイラインを登るシャトルバス=26日午前9時ごろ
開通式後、乗客を乗せたシャトルバスが岩木山へ向けて走り出した=26日午前8時半ごろ

 冬季閉鎖していた岩木山の有料道路・津軽岩木スカイライン(青森県弘前市、全長9.8キロ)が26日、今季の営業を始めた。景色を楽しもうと県内外から訪れた観光客が8合目へ向かう一番バスに乗り込み、春の訪れを感じていた。

 午前7時半ごろ、関係者らが料金所前で安全祈願祭と開通式を行った。桜田宏市長が「弘前の大きな宝である岩木山を観光としっかり結びつけていきたい。今年も安全に多くの人を迎えられることを願う」とあいさつ。テープカットの後、弘南バスが運行するシャトルバスが出発した。

 道路運営会社の梅原寛(ゆたか)社長は「オオヤマザクラやミズバショウ、ソメイヨシノが見ごろを迎えている。大パノラマの景色を多くの人に楽しんでほしい」と話した。

 埼玉県から訪れた佐藤彰さん(62)は「岩木山に登ったのは初めてだけど、いい眺め。次は頂上までいきたい」と笑顔で話した。

 今年の営業、シャトルバスの運行は11月中旬までの予定。

© 株式会社東奥日報社