【村上市】村上の伝統文化“亭主の茶”を堪能できる『茶館きっかわ 嘉門亭』をご紹介!特有の風土が育んだ村上茶の“一滴”とは…

「おいしいお茶を飲みたい!」という方へ、おすすめの『飲食店情報』をガタチラがお届けします!【取材日:2024年4月】

2022年5月にオープンし、もうすぐ2周年を迎える『茶館きっかわ 嘉門亭(かもんてい)』をご存じの方は多いですよね♪

鮭料理専門店「千年鮭きっかわ 井筒屋」などを運営している株式会社きっかわ“御茶サロン”で、独自の村上茶の愉しみ方を提供しています!

店舗の場所は、村上市大町。越後村上町屋通りにある「千年鮭きっかわ」の向かい側です。お店の近くに駐車場もあるので、車で行く場合も安心ですよ♪

“亭主の茶”という風習を楽しめるメニュー

城下町の村上には、大切な客人に一家の当主自らがお茶を淹れてもてなす“亭主の茶”という風習があるそうです!

同店では、その文化風習をひもとき、茶道でもなく煎茶道でもない“嘉門亭独自のお点前”で、一煎から四煎まで様々な味わいを愉しめます♪

“上煎茶や驚き番茶、煎りたて焙じ茶”それぞれにコースがあり、一口菓子も付いているのは嬉しいですね!

また、「各種特製ドリンクのセット」「アフタヌーンティー(要予約)」もありますよ♪

ガタチラスタッフは悩んだ末、「亭主の茶(驚き番茶) 番茶四煎と一口菓子二つ」「紅の苺ジュース 焙じ茶とアイス付」に決定!

一口菓子は“月替わり”となるので、訪れるたびに新作と出会えそうですね♪

亭主の茶(驚き番茶) 番茶四煎と一口菓子二つ

コース前に運ばれてくる、「竹筒」と「お水」にも強いこだわりを感じます!

お水は、千年鮭きっかわで引いている“井戸水”を使用しているそうです!とてもやわらかく、優しい口あたりで、お水だけでも満足してしまいました♪(笑)

コースが始まると、最初に“村上木彫堆朱(むらかみきぼりついしゅ)の茶筒や香合”などが運ばれてきます!

国の伝統的工芸品の村上木彫堆朱は趣があり、観賞用として楽しめますよ♪使い込むほどに色艶が増して、美しくなる漆器です。

こちらは“二煎目の冷茶のためのもの”で、白い急須に茶葉と氷水を加え、待ちます!

一煎目の番茶がこちらです♪“最後の一滴”まで丁寧に淹れられた番茶は、香りと風味が強く、本当に“驚き番茶”ですよ!(笑)

香ばしい風味が心を落ち着かせてくれて、忙しい時間を忘れてリラックスさせてくれます♪ほどよい苦味や渋みのなかに深みがあり、“凝縮された旨味”を堪能できますよ!

また、おいしいお茶を飲みながら、“美しい日本庭園”を観ることができます♪「中庭」と「奥庭」があるので、ぜひどちらも堪能してくださいね♪

淹れてもらった“二煎目”は、カクテルグラスで提供されます!

飲む前から茶葉の甘い香りが広がり、飲むのがもったいなく感じます…(笑)冷茶なのでのどごしが良く、口いっぱいにさわやかな香りと甘みを感じますよ♪

三煎目も冷茶で、二煎目に使用した急須に冷水が注がれ、数分待ちます。二煎目とは違う形状のオシャレなグラスで提供されます!

二煎目よりも爽やかな口当たりですよ♪同じ茶葉でも淹れ方によって、これほど“色々な楽しみ方ができる”ことを初めて知りました。

濃厚でおいしいお茶を飲んでいると、「一口菓子」が運ばれてきました♪そろそろ甘いお菓子を食べたいと思ってたガタチラスタッフ…(笑)

同店の社長が考案する“月替わりの5種”からセレクトできる仕組みですが、どれもおいしそうで悩んでしまいます…(笑)

見た目もかわいくて、一つひとつにこだわりを感じます。悩んだ末、「こごみとほうれん草のブーレット」「干し柿の発酵バター」の二つに決めました♪

どちらも上品な甘さで番茶との相性も抜群ですが、ガタチラスタッフは「干し柿の発酵バター」が特に好きです♪

干し柿やこしあんの甘さ、バターの風味が絡まり、口のなかで溶けていきますよ!“月替わり”と聞くと、毎月来たくなってしまいますね♪

そして、最後の四煎目がこちらです!最後と聞くと、なんだか寂しくなりますね…。

燕市にある“玉川堂の湯沸し”で淹れてもらい、村上市で一般的に普段使いで飲まれているお茶とのことです!どこか懐かしく、“ほっとできる”味ですよ♪

同社の大人気商品である「鮭の酒びたし」と、「葡萄羹(ぶどうかん)」の御茶請けも付いてきますよ♪

紅の苺ジュース 焙じ茶とアイス付

こちらのコースでは、最初に“焙じ茶とアイス”からいただきます♪

アイスには、地元村上産のイチゴを使った“生ジャム”が使われていて、イチゴの香りや甘さを感じられますよ♪

イチゴの濃厚な甘さと、香ばしくさっぱりとした焙じ茶との相性もよく、暑いシーズンには特におすすめです!

そして、「紅の苺ジュース」がこちら♪ジュースを注ぐ時には、大きな丸い氷がクルクルと回る演出も素敵ですよ!

「紅の苺ジュース」は“ほどよい上品な甘さ”で、ゴクゴク飲んでしまいます!(笑)

飲んだ後に広がるイチゴの爽やかな香りは、春を感じさせてくれますよ♪お子様にも喜ばれる一品ですよ!

ショップ

また、同店にはショップコーナーもあり、様々な商品を購入できますよ♪国の伝統的工芸品の村上木彫堆朱も販売されています!

主なラインナップをご紹介します!

  • 洋風鮭料理「Madam Kikkawa」ブランドの商品
  • オリジナルブレンドした村上茶の茶葉
  • 急須や茶器
  • 鎚起銅器
  • セレクトクラフト

村上の食文化や歴史を堪能できる『茶館きっかわ 嘉門亭』へぜひ皆さんも行ってみてくださいね♪非日常的な空間で、大満足できる体験ができますよ!

(急な取材だったにもかかわらず、皆様には素敵な笑顔でご対応いただきました♪ありがとうございました!)

店舗情報

茶館きっかわ 嘉門亭
住所:村上市大町3-7
電話:0254-75-5711
営業時間:御茶サロン10:30~17:00(L.O.16:00)/ショップ9:30~17:00
定休日:水・木曜日※臨時休業の場合あり
駐車場:有
公式ホームページ:https://www.murakamisake.com/kamontei/
公式Instagram:@kikkawa1626

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