藤井聡太八冠、名人戦第2局も勝利 千葉県ならではのメニューが並んだ“勝負飯”まとめ

第2局も白星をあげた藤井聡太八冠【写真提供:日本将棋連盟】

将棋の藤井聡太八冠に豊島将之九段が挑む、第82期名人戦七番勝負第2局が、4月23、24日に千葉県成田市の「成田山新勝寺」で行われました。藤井八冠は、第1局に続いて第2局も勝利。初防衛に向けて弾みをつけました。白熱の一戦で、両者はどんなものを食したのでしょうか。第2局で選ばれた“勝負飯”を振り返ります。

◇ ◇ ◇

おやつは成田市内の店舗から選ばれた和洋スイーツ

名人戦第2局の対局会場は、千葉県成田市の「成田山新勝寺」。同対局で提供されるおやつは、成田市内にある店舗から32品の応募があったなかから、和洋のおやつ10品が選ばれました。

そのなかから、藤井八冠は1日目の午前のおやつに、「黒平まんじゅう」をチョイス。和菓子店・菜花の里の看板商品で、成田市の銘菓としても知られています。せいろでふっくらと蒸しあげられたまんじゅうは、しっとりとしたもちもち食感。皮の中にはあんこがたっぷり詰まっています。

昼食にはボリューム満点な焼き鳥丼を。午後のおやつには、かわいらしい顔が描かれた、サツマイモのショートケーキを食べました。

一方、豊島九段は午前のおやつで何も注文せず。昼食は、ハワイ名物のポキがたっぷり詰まったお重をオーダーしました。上に乗せられた温泉卵が食欲をそそります。

午後のおやつでは、対局会場の参道沿いにある成田参道房の駅の一品、「妖精のお芋モンブラン団子」を選びました。もちもちの団子に自家製のサツマイモクリームがたっぷりのったスイーツで、集中力を高めました。

藤井八冠が食した「黒平まんじゅう」。お土産としても人気【写真提供:日本将棋連盟】

【1日目・午前おやつ】
藤井八冠:「黒平まんじゅう」
豊島九段:注文なし

【1日目・昼食】
藤井八冠:「うなぎのタレで焼いた水郷錦爽鶏『焼き鳥定食』」
豊島九段:「NARITAのとなりまち ハワイ名物ポキ重」

【1日目・午後おやつ】
藤井八冠:「成田産さつまいものショートケーキ」
豊島九段:「妖精のお芋モンブラン団子」

豊島九段は2日の午前おやつもオーダーなし

藤井八冠の2日目の食事は、午前のおやつが甘辛いみたらしがたっぷりかかった団子で、昼食は豪勢な天ぷらのお重とボリューム満点。

タイトル戦2日目の午後のおやつでは、“ダブルドリンク”が定番の藤井八冠ですが、今回はおやつを注文しました。明治32年創業の老舗菓子店、なごみの米屋の「ぴーなっつ最中」をチョイス。落花生の形をした皮のなかに、ピーナッツの甘露煮が練り込まれた餡が詰まった、千葉県ならではの和スイーツです。

2日目の午前のおやつも注文なしだった豊島九段は、昼食は成田山新勝寺詣での定番、うな重を選びました。お重いっぱいの大きなウナギは迫力満点。

そして、午後のおやつには「やきだんご」をオーダー。これは午前のおやつで藤井八冠が食べたものと同じもので、市内にある甘味処の後藤だんご屋の一品です。毎朝ついているという団子は、やわらかくてきめが細やか。秘伝のタレには千葉県産のしょう油が使用されています。両者ともに、開催地ならではの味を堪能しました。

藤井八冠が選んだ「ぴーなっつ最中」。形がキュート【写真提供:日本将棋連盟】

【2日目・午前おやつ】
藤井八冠:「やきだんご」
豊島九段:注文なし

【2日目・昼食】
藤井八冠:「成田産さつまいもを使った『上天重』」
豊島九段:「成田名物『うな重』」

【2日目・午後おやつ】
藤井八冠:「ぴーなっつ最中」
豊島九段:「やきだんご」「りんごジュース」

第3局は5月8、9日に東京都大田区「羽田空港第1ターミナル」での開催が予定されています。両者の熱い戦いはもちろん、“勝負飯”からも目が離せませんね。

© 株式会社Creative2