【NBA】ナゲッツが3連勝で王手!レイカーズはホームで攻守に振るわず、八村塁も5得点とブレーキに<DUNKSHOOT>

現地時間4月25日、ロサンゼルスのクリプトドットコム・アリーナでデンバー・ナゲッツとロサンゼルス・レイカーズのプレーオフ1回戦第3戦が行なわれ、ナゲッツが112-105で勝利。シリーズ成績を3勝0敗とした。八村塁は5得点、2リバウンド、1アシストを記録している。

レイカーズにとっては2連敗でホームに戻ってきた勝負の一戦。先発は過去2戦と変わらずディアンジェロ・ラッセル、オースティン・リーブスに八村、レブロン・ジェームズ、アンソニー・デイビス。ナゲッツはジャマール・マレー、ケンテイビアス・コールドウェル・ポープ、マイケル・ポーターJr.、アーロン・ゴードン、ニコラ・ヨキッチと不動のスターティングラインナップで臨んだ。

立ち上がり、レイカーズは速攻から八村、デイビス、レブロンの3連続ダンクなどで8-0の好スタート。その後はナゲッツも押し返すが、八村が第1クォーター残り5分24秒に2試合ぶりの3ポイントを成功。33-23と10点リードで最初の12分を終える。

しかしレイカーズは第2クォーターに入ると攻撃が単調化し、徐々に停滞。対するナゲッツはバランスのいいオフェンスを展開し、53-49と4点差に迫って後半戦へ。前半は両チームとも3ポイントに当たりが来ず、ナゲッツが15本中成功2本、レイカーズは11本放って八村の1本のみにとどまった。
迎えた後半、先に流れを掴んだのはナゲッツ。マレーのジャンパーで早々に同点に追いつくと、ポーターJr.の3ポイントで逆転。レイカーズもデイビスの個人技で追いすがるが、この日好調のゴードンが味方との連携から次々とイージーショットを沈めてリードを広げていく。

ナゲッツが83-75と8点をリードしてスタートした第4クォーターも流れは変わらず。ヨキッチを起点に繰り出されるナゲッツの多彩なオフェンスに対し、レイカーズはレブロンの3ポイントやドライブ、デイビスのインサイドプレーといった個人技頼みで、攻守ともチーム力の差が浮き彫りとなった。

敵地でも盤石の強さを見せたナゲッツは、ゴードンが18本中12本のフィールドゴールを決めて29得点、15リバウンドと躍動。ヨキッチが24得点、15リバウンド、9アシスト、マレーが22得点、9アシスト、ポーターJr.が20得点、10リバウンドと先発5人のうち4人が20点以上を奪った。

一方、ホームで完敗を喫したレイカーズは、デイビスが33得点、15リバウンドと気を吐くも、2桁得点は26得点、9アシストのレブロン、22得点、4スティールのリーブスのみ。3ポイントはナゲッツと同じ5本の成功だったなかで、ラッセルは無得点に終わるなど精彩を欠いた。

八村も28分間の出場で5得点(フィールドゴール2/4、3ポイント1/2、フリースロー0/2)、2リバウンドと過去2戦の不振から抜け出せず。オフェンスでは第1クォーター以降ネットを揺らすことができず、第4クォーターに獲得したフリースローも2本ともミス。ディフェンスでも好調時のキレが見られなかったため、終盤はラッセルとともにベンチへ下げられた。

レイカーズはこれで、昨季のレギュラーシーズンからナゲッツ相手に11連敗。第4戦は27日(日本時間28日)に再びレイカーズのホームで行なわれる。ナゲッツが一気に4連勝で突破するか、レイカーズが意地を見せるか。八村の復活とともに注目だ。

構成●ダンクシュート編集部

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