1巡目指名のQBは6名、ブロンコスが全体12位でオレゴン大学のQBボー・ニックスをドラフト

ドラフト会場付近に集結した大勢のファン【AP Photo/Paul Sancya】

デンバー・ブロンコスがクオーターバック(QB)ラッセル・ウィルソンの後継者を手に入れたかもしれない。

現地25日(木)の2024年NFLドラフト全体12位で、ブロンコスはオレゴン大学のQBボー・ニックスを指名した。少し前までこれほど早く選ばれるとは誰も思っていなかった順位だ。しかし、アトランタ・ファルコンズが全体8位でQBマイケル・ペニックスJr.を指名して人々を驚かせたのに続き、ミネソタ・バイキングスがトレードアップして全体10位でクオーターバックを獲得したことにより、最初の10人で5人のクオーターバックが指名されてしまった。

ヘッドコーチ(HC)ショーン・ペイトンとブロンコスはニックスが欲しければ澄ましてはいられないことを知ったはずだ。12位からトレードダウンして、ニックスがまだ残っていることを期待することはできなかった。だが、ペイトンHCが自分のデンバーのシステムにぴったりの選手を獲得した可能性はある。

ハイズマントロフィーのファイナリストに選ばれている経験豊富なニックスはオレゴン大学とオーバーン大学で61試合に先発出場している。オーバーン・タイガースで1年生の時に先発を勝ち取り、3シーズンにわたって複数のコーディネーターの下でプレーしたニックスは2022年にオレゴン・ダックスの一員に。ダン・ラニングHCの下でニックスは活躍した。

ブロンコスの指名順が来るまでに、シカゴ・ベアーズが全体1位で南カリフォルニア大学のQBケイレブ・ウィリアムズを指名したのをはじめ、トップ10でルイジアナ州立大学のジェイデン・ダニエルズ(シカゴ・ベアーズ全体2位指名)、ノースカロライナ大学のドレイク・メイ(ニューイングランド・ペイトリオッツ全体3位指名)、ワシントン大学のペニックスJr.(ファルコンズ全体8位指名)、ミシガン大学のJ.J.マッカーシー(バイキングス全体10位指名)の5人のクオーターバックの名が呼ばれている。

これにニックスを加え、2024年NFLドラフトは、1巡目で6名のクオーターバックが指名されるという歴史に残る展開となった。

【M/A】

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