大谷翔平に「難癖をつけたい」 辛口NY紙記者が要望「恋愛事情を知る必要はない。しかし…」

ドジャースの大谷翔平【写真:ロイター】

ニューヨーク・ポストのジョン・ヘイマン記者が出した要望とは

米大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手に、ニューヨーク紙の名物コラムニストが“要望”を出した。大谷を「少なくともベーブ・ルース以降、最も多才な選手」「今まで誰も見たものがなく、二度と見ることがないかもしれない才能」などと絶賛しながら、「私は1つちょっとした難癖をつけたい」と切り出し、メディア対応の変化を希望した。

エンゼルスからFA移籍した大谷。昨年右ひじの手術をしたが、10年総額7億ドル(約1014億円=当時)という巨額契約にも注目が集まった。開幕前には真美子さんとの結婚も発表。さらに韓国での開幕戦後に、通訳を務めていた水原容疑者が解雇された。違法賭博に関与し、大谷の資金を不正に盗用したとして銀行詐欺罪で訴追されている。激動の数か月。それでも自慢の打棒は好調を維持している。

辛口で知られる米紙「ニューヨーク・ポスト」は名物コラムニスト、ジョン・ヘイマン氏による「ショウヘイ・オオタニは神秘のベールを脱ぐべき」と題する記事を掲載。大谷を「少なくともベーブ・ルース以降、最も多才な選手」「今まで誰も見たものがなく、二度と見ることがないかもしれない才能」などと称えつつ、「私は1つちょっとした難癖をつけたい」と切り出した。

それは「オオタニがあれだけ神秘的でなければ、物事はさらに良くなっているかもしれない」というもの。「オオタニは史上最大の、そして最も報道されている選手だ。しかし、それなのに私たちは彼の成績と野球愛以上のことは何も知らない。冗談ではなく、史上最も観察されている野球選手が、チームメートすらも交際について知る前に結婚したんだ」と謎に包まれた存在であることを強調した。

その上でヘイマン記者は「彼の恋愛事情について知る必要はない。しかし、もし彼が取材を試合後か試合周辺だけにほぼ限定しなければ、それは球界にとって、もちろん彼の偉大さを記録するために日本から来ている数多くの報道陣にとって、そして彼自身にとってさえも、さらに良いことになるだろう」と取材機会の増加を願った。

水原容疑者の賭博スキャンダルについても「彼(大谷)は単なる被害者」としつつ、「もし彼がもっと多くの人を信用し、話していれば、元親友に騙されなかったかもしれない」と憶測した。さらに、周囲の選手の評判によると「素晴らしく愛嬌のあるチームメート」だと紹介。「この側面が見られたら、素敵なことだ」と様々な顔がこれまで以上に表に現れることを期待した。

THE ANSWER編集部

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