「経済的な理由で紙ナプキンがない子に」 京都・福知山の団体が小中学校に贈る

廣田教育長へ寄付目録を渡す人見会長(左)=福知山市役所

 経済的理由などで生理用品を入手できない「生理の貧困」の解消に向け、福知山西南ロータリークラブは京都府福知山市内の市立小中学校の全23校を対象に紙ナプキン約1500パックを贈った。

 

 22日、市役所で贈呈式が開かれた。同クラブの人見豊会長(59)は「経済的な理由だけでなく、周囲の目を気にして買いにくい状況の子どももいる」と話し、廣田康男教育長に目録を手渡した。

 

 廣田教育長は「児童生徒が快適な学校生活が送れるよう役立てたい」と感謝した。

 

 紙ナプキンは4月下旬から5月上旬にかけ、クラブの会員が各校に届ける。児童生徒は保健室で受け取って利用できる。

© 株式会社京都新聞社