自転車乗車時のルールについて外国人留学生らに周知しようと、京都市自転車政策推進室などは21日、同市左京区の市国際交流会館でセミナーを行った。安全な利用を呼びかけ、希望者らにヘルメットを贈呈した。
昨年4月の道交法の改正でヘルメットの着用が努力義務化されたことを受け、京都府保険代理業協同組合など損害保険業界3団体からヘルメットの着用率の向上に向けた協力の申し出があり、実現した。
この日はカナダや台湾などから来日した約50人に対し、英語や中国語の動画とパンフレットを使って交通ルールを説明した。市内は交差点や狭い道が多く、自転車が絡む事故の約7割が交差点で発生しているといった特徴を示しながら、交差点で一時停止を心がけたり、自転車保険に加入したりするように訴えた。
ヘルメット着用の努力義務にも触れ、損保業界の代表者らが希望者たちにヘルメットを手渡す場面もあった。