水戸暴力団幹部射殺事件 「絆會」幹部・金成行被告(55)殺人などの疑いで逮捕へ 「六代目山口組の分裂」背景か

長野県宮田村の銃撃事件で逮捕・起訴された暴力団幹部の男について、指名手配中の2022年、水戸市で別の組織の暴力団の男性を殺害した疑いが強まったとして茨城県警が近く逮捕する方針であることがわかった。

指名手配…今年2月、仙台市で逮捕

指定暴力団「絆會」幹部・金成行被告(55)。

2020年9月、宮田村で暴力団関係者の男性を拳銃で撃って大けがをさせたとして殺人未遂の罪などで逮捕・起訴されている。

金被告は事件の後、逃走し重要指名手配された。

事件から約3年半たった2024年2月、宮城県・仙台市のアパートに潜伏していたところを長野県警などに逮捕された。

逃走中…暴力団幹部射殺事件に関与か

一方、指名手配中の2022年1月、茨城県水戸市で指定暴力団山口組系の事務所で40歳の幹部が射殺される事件が発生。

茨城県警はこの事件にも金被告が関わった疑いが強まったとして、殺人などの疑いで近く逮捕する方針を固めたことが捜査関係者への取材でわかった。

茨城県警は4月25日、金被告の身柄を長野県から茨城県に移し調べを進めている。

宮田村、水戸市、いずれの事件も背景に「六代目山口組」の分裂や離脱があるとみている。

(長野放送)

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