浮かび上がる”いのちのかたち” 透明標本が映す生き物の造形美

さまざまな生き物を透明にした標本が並ぶユニークな展覧会が、金沢21世紀美術館で始まりました。

きょうから始まった「透明標本展」。

会場に並ぶのは、爬虫類や魚などの生き物を透明にし、骨に色をつけた幻想的な作品の数々です。

制作しているのは、元漁師で透明標本作家の冨田伊織さん。

これは生物の研究に用いられる技法ですが、アートという形で生物の魅力を多くの人に知ってもらいたいと、石川で初めて展覧会を開きました。

透明標本作家 冨田伊織さん:

「(生き物の)美しい姿、生き様や造形美を感じていただければ嬉しいです」

この「透明標本展」は、来月26日まで金沢21世紀美術館で開かれています。

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