「上司が酒の匂いに気付き…」熊本県警が巡査を酒気帯び運転で停職1か月の懲戒処分

熊本県警はきょう(4月26日)、飲酒運転をした警察官を停職1か月の処分にしたと発表しました。

停職1か月の懲戒処分を受けたのは、県内の警察署で地域課に勤務していた20代の男性巡査です。

巡査は今年(2024年)2月28日の夜、県警で同期の8人と居酒屋で酒を飲んで帰宅。

翌朝に勤務先の警察署まで約10キロ運転した直後、上司が酒の匂いに気付き、呼気を調べたところ、基準値未満のアルコール分を検出しました。

その後の捜査で警察は、「運転時のアルコール分は基準値以上と推定できる」として、きょう巡査を酒気帯び運転の疑いで書類送検しました。

巡査は今日付けで依願退職しました。

警察は、巡査を逮捕しなかった理由について、「検査の段階のアルコール分が、酒気帯び運転の基準値未満だったことや、逃走や証拠隠滅などの恐れがないと判断した」と話しています。

県警の松見恵一郎(まつみ けいいちろう)主席監察官は、「職員が飲酒運転をしたことは誠に遺憾、根絶に向けて、指導を徹底し、信頼回復に務める」とコメントしました。

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