名護の不審火 10代学生を逮捕 器物損壊の疑い

今月19日から20日にかけて、名護市の住宅街で不審火が相次いで発生した事件で、警察はきょう、本島北部に住む10代の男子学生を器物損壊の疑いで逮捕したと発表しました。

名護市では宮里地域を中心に今月19日午後から、20日の朝にかけて車のシートが燃やされるといった火事と窃盗事件が合わせて9件発生していました。

警察はきょう、この9件のうち軽自動車の助手席などが燃やされた1件について、器物損壊の疑いで、本島北部に住む10代の男子学生を逮捕したと発表しました。

警察によりますときのう午前4時ごろ、不審火が発生した現場付近を歩く学生に警察官が職務質問したところ、逃げる素振りがあるなど不審な行動を取ったため、警察署で事情を聞いていました。

その後、学生が、今回の不審火について関与をほのめかしたため、付近の防犯カメラを確認するなど捜査を進め、きょうの逮捕に至ったということです。

この学生は他の8件についても関与をほのめかしているということで、警察が裏付け捜査を進めています。

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