秋篠宮妃紀子さまが石川県に 金沢大学などを視察

秋篠宮妃紀子さまが26日石川県内入りし、金沢大学角間キャンパスや金沢大学附属病院を視察されました。能登半島地震の支援に携わった学生や医療関係者と懇談し、手作りのプレゼントを贈られました。

26日午前、金沢大学の角間キャンパスを視察された紀子さま。

2月から3月にかけて、2次避難をしていた能登の中高生の学習支援を行った学生たちと懇談されました。

紀子さま「学習支援とは具体的にどのようなことを支援されたのでしょうか」
宮田樹さん「ついていけていない生徒にも声をかけたりしながら支援しました」

宮田樹さん「子どもたちのために、勉強とか支援のほうも頑張ってくださいという言葉をいただけて頑張ろうと思った」
無量井文恵さん「ずっと真剣に聞いてくださって応援のお言葉もいただいたので、これを糧にこれからも頑張っていこうと思った」

3月に卒業し故郷・輪島の病院で勤務している看護師の竹園雅さんは、帰り際に紀子さまから手芸クラブの仲間と手作りしたという布製の花を手渡されたといいます。

輪島病院看護師・竹園雅さん「これからも被災地のことを思い続けていますよという優しいお言葉とともに受け取りました。相手の立場になって考えられる看護師になりたい」

また、午後からは金沢大学附属病院を訪れ、被災地で医療支援を行った医師や看護師らと懇談されました。紀子さまは高齢者のケアや被災地の衛生面に関心を持ち、「被災地での透析はどうされていたのですか」などと尋ねられたということです。

花のプレゼントは病院でも。

辻千芽看護部長「(紀子さまが)なにかできることはないかと考えた時にブルーが医療の色だということで、この色を使ってお花を作ったと。できることはなにかというのは看護師も同じ思いで働いているので、そういうところを伝えながら大事にしたいと思っている」

紀子さまはこのあと、総裁を務める結核予防会の石川県支部を訪問されました。

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