千葉県と歴博が協定 広報 観光面でも連携へ

千葉県と歴博が協定 広報 観光面でも連携へ

 千葉県は4月26日、佐倉市にある国立歴史民俗博物館と展示や研究に留まらず、広報や観光面でも連携して取り組むための協定を結びました。

 包括連携協定の締結式が26日、県庁で行われ、熊谷知事と歴史民俗博物館の西谷大館長が協定書にサインしました。

 県によりますと歴史民俗博物館は2011年に県立中央博物館と協定を結び、展示・研究面で既に連携していますが、今回の協定で連携の範囲が広がります。

 県立博物館と歴史民俗博物館が互いの魅力を国内外に発信したり、同時期に同じテーマで企画展を開催したりすることなどを想定しているということです。

 協定の意義について西谷館長は、「研究機関でもある歴博は研究成果を博物館で市民に還元していく役割がある。まずは千葉県という地域の中で愛され成果を広げていく必要があると思った」と説明しました。

 熊谷知事は、「歴博の存在を多くの人に知ってもらい、地域活性化を果たしていきたい」と述べ、県民だけでなく観光などで県外から来た人たちにも歴史民俗博物館の周知を働きかけていく意向を示しました。

 1983年、佐倉市に開館した歴史民俗博物館は、先史・古代から現在に至るまでの歴史と民俗文化をテーマに実物の資料に加え、精密な複製品などを展示しています。

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