観光客に人気の佐渡の本物の金塊取り出し体験。ゴールデンウィークが始まる4月27日から中止されることになりました。理由は金の価格高騰です。
佐渡市にある「史跡 佐渡金山」。江戸幕府の財政を支え、1989年まで400年近くにわたって採掘が行われていた佐渡金山に関する施設です。
中でも観光客の行列ができるほど人気があったのがケースの中から金塊を取り出す体験ができるコーナーです。
金塊は、重さ12.5キロ時価1億5000万円ほど。
25日も、金塊を取り出そうとチャレンジする観光客の姿が……。
神奈川県からの観光客
「重いですね。触れてみて…欲しいなというのはありますけど」
金塊の取り出し体験は2001年から行われ、24日までに3316人が取り出しに成功したということです。
しかし施設では、27日から金塊の取り出し体験を中止することを決めました。理由については…
史跡 佐渡金山 広報担当 名畑翔さん
「昨今 金価格の高騰がございまして。セキュリティー上、危ないということで」
さらに、東京のデパートで純金製の茶わんが盗まれた事件がダメ押しになったということです。
今後、金塊の展示は続け、触るところまでは可能ですが取り出すことは禁止されます。