まさかの登場!?アメリカに「ギネスビール」のユニフォームが現れる 美しき“アイリッシュデザイン”も好評

アメリカ4部リーグ相当のUSLリーグ2に所属するサンフランシスコ・グレンSCは3月、新サプライヤーLexaによる2024シーズンのユニフォームを発表した。

最近のサッカーユニフォームからは完全に消えていた、アイルランドのビールブランド「Guinness(ギネスビール)」。このロゴマークが2024年にアメリカで“復活”し、マニアックなユニフォーム好きの間で密かに話題を呼んでいる。

San Francisco Glens SC 2024 Lexa Home

サンフランシスコ・グレン 2024 Lexa ホーム ユニフォーム

キットサプライヤーと胸スポンサーのどちらも新契約となった2024ユニフォーム。注目はやはり胸のGuinnessロゴだ。ちなみに昨年までは同じくビール系の「Carlesberg」ロゴを付けていた。

ユニフォームとGuinnessロゴといえば、イングランドのクイーンズ・パーク・レンジャーズ(QPR)が着た1980年代のユニフォームが最も有名だろうか。

実は、これまでに同ブランドのロゴを付けたチームはQPRやコーク・シティ(アイルランド)などで、その数は極めて少ない。おそらく2000年代以降のサッカーユニフォームでは、今回のサンフランシスコ・グレンが初めてのGuinnessロゴではないかと思われる。

San Francisco Glens SC 2024 Lexa Away

サンフランシスコ・グレン 2024 Lexa アウェイ ユニフォーム

新アウェイユニフォームはオフホワイトを基調とし、ホームと同じように印象的なグラフィックを施している。この独特な模様の正体は、ケルトの象徴であるケルティック・ノットだ。

クラブはアイルランド系アメリカ人のアマチュアクラブとして創設され、アイルランドとつながりが深いスコットランドの名門セルティックとも友好関係にあるという。ホームユニフォームの色がグリーンである理由も、ここにあるようだ。

そんなクラブが、アイルランドが世界に誇るビールブランドのGuinnessとパートナーシップを締結。ケルトの色濃いユニフォームデザインも納得である。

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新ユニフォームは女子チーム用も同時に発表となった。デザインは基本的に男子用と同じだが、アウェイは襟なしのVネックを採用している。

Guinnessロゴのみならず、美しいアイリッシュデザインもユニフォームファンに好評。2024年の隠れ名作候補となりそうな新ユニフォームは、クラブの公式オンラインストアで5月31日まで予約を受け付けている。

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