群馬県立小児医療センター 共愛学園前橋国際大・短期大学部の跡地に移転へ

施設の老朽化に伴い前橋市への移転が決まっている県立小児医療センターについて県は、共愛学園前橋国際大学・短期大学部のキャンパス跡地を移転候補地に決定したと発表しました。

渋川市北橘町の県立小児医療センターは県内唯一の子ども専門の病院ですが、施設の老朽化が進んでいることから県は建て替えによる再整備を決めました。そして今年2月には、前橋市昭和町の群馬大学医学部附属病院の隣接地に移転する方針を発表しました。

その後、検討を進めた結果、県道を挟んで群大病院の南側に面する共愛学園前橋国際大学・短期大学部のキャンパス跡地へ移転することで共愛学園側と合意したということです。

短期大学部は、2026年4月に4年制大学へと改編されその翌年には前橋市小屋原町のキャンパスへ移転することが決まっています。

県では、大学の移転後、現在の建物を取り壊したうえで小児医療センターを整備する方針で、建物の設計や移転に向けた具体的なスケジュールは今後検討するということです。

一方、北毛地域の市町村が小児医療センターの移転後も小児・周産期医療の体制維持を求めていることから、県は、来月にも市町村や医師会などで組織する検討会議を設置する方針です。

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