選手・ファン一体でB2昇格をつかみ取る 徳島ガンバロウズが昇格をかけ世紀の一戦に挑む【徳島】

男子プロバスケットボールB3リーグの徳島ガンバロウズは、いよいよあす4月27日から、B2昇格をかけてプレーオフ準決勝にのぞみます。

準決勝の対戦相手は、B3リーグ・レギュラーシーズン1位の福井ブローウィンズ。

リーグ参入1年目での昇格という快挙へ、文字通り世紀の一戦です。

(徳島ガンバロウズ デマーカス・ベリーHC)

「B2昇格を達成して、みなさんを驚かせたい」

先週、プレーオフ準々決勝を勝ち上がった徳島ガンバロウズ。

27日から福井ブローウィンズとの準決勝3連戦が始まります。

この3試合のうち2勝すれば決勝進出となり、その瞬間にB2昇格が決まる大一番です。

(徳島ガンバロウズ 塚本雄貴主将)

「(福井は)間違いなくB3の中で一番強い(相手)」

対戦相手の福井は、今シーズンからB3に参入した徳島と同じ1年目のチーム。

選手にB1経験者を数多く揃え、レギュラーシーズンは46勝4敗、勝率は驚異の9割2分、最強の同期との対決です。

最も警戒するのは「ターンオーバー」、パスカットなどで相手ボールを奪うプレーで、準々決勝では1試合26本ものターンオーバーで、一気にゲームを支配しました。

カギを握るのは徳島のキャプテン、チームの心臓であるポイントガードの塚本雄貴選手が相手ディフェンスをかわし、いかにゲームを作れるかが勝負の行方を左右します。

(徳島ガンバロウズ 塚本雄貴主将)

「早くボールを自分たちのフロントコートに持っていくことがターンオーバーを少なくする要因。それが自分たちのペースにつながる」

そして、徳島のエース、1試合平均20得点以上をあげているテイブリオン・ドーソン選手の出来も大きなポイントです。

(徳島ガンバロウズ テイブリオン・ドーソン選手)

「チームメイトにまずボールを出す意識でやっていれば、自分もオープンになって点は取れるのではないか。そういう気持ちで臨みたい」

待ち受けるのは下剋上の先の栄光か、はたまたシーズン終了か。

運命の準決勝は、あす27日午後3時ティップオフです。

(徳島ガンバロウズ 塚本雄貴主将)

「思い描いていた所をつかみかけている。僕たちだけでなく、みなさんでつかみ取って、B2昇格を目指したい」

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