子どもの『なぜなぜ期』にしちゃダメなNG対応・答え方3選

子どもの『なぜなぜ期』とは

子どものなぜなぜ期とは『質問期』とも呼ばれているもので、3歳前後から始まる「なんで?」「どうして?」を繰り返し、なんでも質問をするようになる時期のことを指します。特徴としては

  • 身近なものに「あれは何?」「何ていうの?」と指差ししながら質問
  • 「なんで?」「どうして?」と原因や理由、結果について質問

などがあげられます。この時期の子どもは脳の発達により知的好奇心がぐんと伸びる大切な時期と言われています。一緒に過ごす時間ほとんど質問を受ける日もあるため、周囲の大人は滅入ってしまうこともあるでしょう。

しかし正解を求めているというよりは、疑問に思ったことを口にしていると考えられているため、気負いせず楽しみながら、子どものなぜなぜ期を過ごせるよう心がけてみてください。

子どもの『なぜなぜ期』にしちゃダメなNG対応・答え方3選

子どもに「なぜ?」「どうして?」と質問された時、周囲の大人が避けるべき対応や答え方について確認しておきましょう。

1.「知らない」「分からない」の一言で終わらせる

子どもは自分の好奇心を、お母さんや周囲の大人と共有したいという心理から質問をしてくると言われています。そのため、たとえ知らないことやどうでもいいと思われる質問であっても「知らない」「分からない」の一言で終わらせるのは適切ではありませんので避けましょう。

  • 子どもの気持ちに寄り添り「なんでだろう?」「どうしてかな?」と反応してあげることが大切です。

2.「今忙しい」「後にして」とあしらう

知的好奇心や学習意欲がぐんぐん伸びているこの時期の子どもは、興味関心の対象が次から次へと変わっていきます。疑問に思った時に答えてもらえないことを、いつまでも気にしている子どもは少ないことがほとんどでしょう。

そのことからも、時間が無い時でも子どもが物事に興味関心を示している間に、できるだけ答えてあげるような心がけが求められます。無視する、答えないなどの選択はNG。忙しい時でも向き合ってあげることを忘れずにしましょう。

なぜなぜ期の子どもは特に敏感でもあるため、時間が無い時でも周囲の大人が真摯に向き合う姿勢が大切です。とは言え、忙しい時に無理に相手にするのも大変ですので、その時は付き合えない理由を伝えるようにします。

  • 忙しくて答えられない時はあしらったり、はぐらかすのではなく「ごめんね。今は忙しくて答えられないから後にしてね」と正直に言いましょう。

3.質問を遮る・先回りして答える

なぜなぜ期の子どもは語彙力も高まってきていますが、それでも不十分なため自分の言いたい事をすぐに言葉にすることができません。子どもの質問の内容が先読みできても、質問を遮ったり先回りして答えるようなことは控えましょう。

「えーっと、えーっと」「あのね、あのね」となかなか話が先に進まないこともありますが、自分で考える力を押さえつけないよう周囲の大人が理解しておくことも大切です。たとえ同じような質問でも「前にも言ったでしょ!」という発言もNGです。

  • 質問の途中で説明をしたり、一方的に会話を打ち切らないよう気長に付き合う気持ちを持ちましょう。

答えられない質問は一緒に調べてみるのもおすすめ!

子どもから聞かれたことが分からない場合や調べればすぐに分かりそうなことであれば「分からない」で対応せず、一緒に調べてみるのもおすすめです。

図鑑を見たり、図書館を利用してみましょう。そうすることで4~5歳くらいになった時、疑問に思ったことを自分から調べるようにもなり、学習意欲の向上も期待できるでしょう!

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